" 紅の拳銃 "
監督 牛原陽一
出演 赤木圭一郎
白木マリ
笹森礼子
芦田伸介
垂水悟郎
あらすじ、ネタバレ御免
また殺し屋の話? 勘弁して
そうは言われても
芦田はどうしてもフリーの殺し屋が必要
2年前の あの男のような殺し屋が
あの男は殺された
腕が悪かったから
もっと腕の立つ奴を作るよう芦田が垂水に命ずる
芦田と垂水は昔の兵隊仲間
(芦田は中隊長 垂水は陸軍総長)
***
垂水はクラブでどうでもいいロクデナシを探す
見事なロクデナシの目をした赤木を見つける
失礼ですが殺し屋やらんかね と声を掛ける
驚いたけど まあいいや 断らない 任せる
赤木は消されそうなご婦人マリを助ける
アパートまで送る
マリは神戸の暗黒街のボスの女だった
大した女だけど 怖くて逃げ出した
マリはボスの組織の秘密を知っている
赤木は垂水の家へ
垂水のめくらのたった1人の妹礼子がおもてなし
高校1年の時から視神経萎縮
赤木は泊まり込みで猛勉強
ワルサーP38オートマティックは
いざって時故障するので使わせない
不発弾があると対処に手間が掛かる
コルト45は
22口径とか38口径に比べると弾が大きい
回転式で不発弾への対処も簡単
シリンダーには弾が6発入る
暴発を防ぐため 一発目は空にしておくのが常識
ハンマー(撃鉄) 親指で起こす
引金(トリガー)
銃口を下に向け 指先でシリンダーを回転させ 弾を調べる
右腕を伸ばして 出来るだけ拳銃を目の前に突き出す
人差し指は引金に十分掛け
深く息を吸い込んで一瞬呼吸を止め 引金を引く
指で撃つより腰で撃つ つもりで腰を安定させる
最初は拳銃が重く 5分で腕が下がる
腕の筋肉を鍛える
早撃ちの練習 クイックドロウ
二挺拳銃の練習 ボーダーシフト
左手の拳銃は 右手の拳銃の弾が無くなった時の予備
左手は的を外しやすいので 無闇に撃たない
ファンニング 高速連射
手元が狂いやすい
人差し指で銃をくるくる回すのは
暴発の恐れがあるので やってはいけない
例外は 相手を騙すロードエージェントスピン
赤木は10年に1度 出るか出ないかの素質あり
赤木は垂水の留守に礼子と病院に行く
視神経萎縮が進み熟成視神経炎
神戸の大学の先生なら手術に成功した
赤木は動く標的で練習
垂水驚く 上手過ぎる 期待以上
もう教えることは無い 免許皆伝
芦田も驚く
10年に1度の逸材
赤木の初仕事は小手調べ
芦田が神戸のボスから頼まれたマリ
幸いアパートも知ってるし
それが済んだら
次は一か八かの大仕事
神戸のボス
赤木はマリのアパートへ
殺さない
神戸の
ボス宅へ連れて行く
捕まる
東京での貸しを返して貰う
神戸のボス陳万昌お出まし
マリを連れて来たので感謝される
個室に案内される
陳万昌の弟陳大隆が香港から戻る
2人の目論見は
劉徳源をやっつけて彼のルートを頂き
陳万昌が香港を押さえ 陳大隆が日本を押さえる
東洋の市場を自由にする時は来たれり
垂水は礼子を連れて赤木を探しに三ノ宮駅に来る
陳万昌の子分がお待ちしていた
赤木のいる個室に案内される
陳万昌は赤木が役に立つなら 使ってみようかと
思っていたけど
マリが赤木に惚れている 赤木は目障り
陳大隆に消すよう指示
陳大隆が赤木を海岸で殺そうとしたら
劉徳源の子分キムに邪魔される
赤木と垂水は礼子を病院に連れて行く
有名な先生に手術して頂く手術代がない
赤木は劉徳源から殺しを頼まれる
劉徳源は芦田も呼んだ
芦田とキムが陳万昌の屋敷に乗り込む
赤木も乗り込む
劉徳源も来る
赤木は
実は
2年前に死んだ あの腕が悪い殺し屋の弟
芦田を憎んでいる
そして
敏腕刑事だった
芦田とキムと劉徳源と陳大隆は逮捕される
陳万昌はマリに射殺される
礼子は手術を受け
目が見えるようになる
垂水と赤木は...
兵庫県生田警察署から出て来る
電車で東京に帰る
終
赤木圭一郎の遺作
どんでん返し
闇組織を追う敏腕刑事が
ロクデナシの振りをして
闇組織に潜入
闇組織から受け取った闇金を
惚れた女の手術代に使っちゃった
バレなきゃ いいのか?
拳銃は紅色じゃ無いし
紅さんの拳銃でも無い
一か八か
当たるも八卦 当たらぬも八卦
下手な鉄砲数打ちゃ当たる
コルト45はシリンダーを1つ空にするで六出なし
1961年 日本映画 87分
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