「 価値ある男 」 | 0・・映画toほげほげ

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★映画のほげほげ等、気まぐれ備忘録★

  " ANIMAS TRUJANO (EL HOMBRE IMPORTANTE) "

 

監督 イスマエル・ロドリゲス

出演 三船敏郎 *アニマス・トルハーノ

    コルンバ・ドミンゲス

    フロ-ル・シルベストレ

    ティティナ・ロマイ

 

 

  あらすじ、ネタバレ御免

 

 オアハカ州の各町村では

 それぞれの聖者を祀る祭りが開催される

 一連の祭りを「マヨルドミーア」と呼ぶ

 各村の教会の司祭が

 このマヨルドミーアを取り仕切る者を選ぶ

 人徳があり 経済力のある者で

 この名誉ある者を

 「マヨルドーモ」と呼んでいる

 祭りには

 宗教的な行事や 娯楽的な催し物

 ミサや舞踏会 祝宴が行われる

 マヨルドーモは この全ての

 膨大な出費を担う

 それは名誉でもあり 痛手でもある

 しかし この「価値ある男」に選ばれると

 人々からの敬意を 一身に受けることができる

 祭りは貧しい先住民に 出費を余儀なくさせたが

 それと同時に この大祭が

 日頃の苦労を忘れさせものでもあった

 祭りの続く3日間 人々は歓喜に酔う

 

 これは

 マヨルドーモになることを望む

 怠け者で博打打ちの飲んだくれ

 アニマス・トルハーノの物語である

 彼は自らを 「価値ある男」だと信じていた

 

  ***

アニマスと女房ルンバには5人の子供

アニマスは貧乏 子供が病気でも医者を呼べない

末っ子は病で死ぬ

 

 ***

隣の家を借りて盛大な通夜

笑顔で踊って送るのが慣わし?

 

タデオが5年ぶりに戻って来る

たった今 マヨルドーモに 選ばれた金持ち

アニマスは機嫌が悪くなる

アニマスの愛人だった?フロ-ルも今ではタデオの女

アニマスタデオを追い返そうとするが

人望でも腕力でも敵わず

逆にアニマスが追い出される

 

 

アニマスは働かない

女房ルンバの稼いだ金で賭け

負けて すってんてん

 

 

女房ルンバに頼まれ

アニマスはスペイン人のメスカル酒造工場で働く

リュウゼツランの刈り取りとか

 

女房ルンバも息子も娘ティティナも酒造工場で働く

 

工場主の息子は

ティティナを見初める

抱く

アニマスが見つけ激怒 暴れる

工場主の息子は負傷

 

アニマスは留置場に入れられる

容疑は殺人未遂 刑期は1年

保釈金は1,500ペソ(8,000円?) 高くて払えない

 

女房ルンバと子供達は 金を稼ぐ

1,500ペソ貯まる

でも あと500ペソ貯めると畑が買える

アニマスの保釈はやめる

 

 

ティティナは工場主の息子の子を産む


 

アニマス出所

1,500ペソでフロ-ルを買う

タデオとは マヨルドーモで散財したので別れた)

アニマスフロ-ルと遊びまわり

賭けで負けて すってんてん

フロ-ルは愛想を尽かす

 

 

もう神も仏も信じられない

アニマスは悪魔にマヨルドーモにしてくれと願う

 

工場主が大金を持って

ティティナの子供(自分の孫)を引き取りに来る

女房ルンバは赤子を渡す

 

大金を得たアニマスは念願のマヨルドーモに選ばれる

マヨルドミーア

念願のマヨルドーモになったが

日頃の行いの悪いアニマスは尊敬されず

 

大金を得たアニマスに またフロ-ルがすり寄る

女房ルンバフロ-ルを刺し殺す

 

アニマスルンバの身代わりに出頭する

 

 

 

   

 

 

 

   三船敏郎が

   メキシコ映画にメキシコ人として主演した

   「 用心棒 」と「 椿三十郎 」の間の作品

 

 

   価値ある男を夢見る駄目男

   けな気に彼を支える妻

 

 

 

 

1961年 メキシコ映画 110分

 ゴールデン・グローブ 外国映画賞受賞

 ブルーリボン賞 主演男優賞受賞