" お茶漬の味 "
監督 小津安二郎
配役 佐分利信 佐竹茂吉
木暮実千代 妙子
鶴田浩二 岡田登
笠智衆 平山定郎
淡島千景 雨宮アヤ
津島恵子 山内節子
小園蓉子 女中ふみ
上原葉子 黒田高子
あらすじ、ネタバレ御免
佐竹妙子と大磯の姪山内節子
妙子の実家も大磯
妙子と節子は
妙子の西銀座の友人雨宮アヤを訪ねる
昼からバーでビールを飲む
いつものんびり のんちゃんこと岡田登
佐竹茂吉と待ち合わせ
妙子はアヤに誘われて
夫茂吉には
友人黒田高子が温泉で急に盲腸で看病に行かなきゃ とか
嘘をついて
アヤ 高子 節子と修善寺温泉へ一泊旅行
佐竹家の女中ふみ
高子の旦那はパリ
妙子は旦那を鈍感さんと呼び
どこか遠くへ行って欲しいと曰う
*
アヤ 妙子 高子 は後楽園で野球観戦
アヤの旦那雨宮東一郎がいる
知らない女を連れてる
よく行く西銀座のバーの女?
節子(21歳)は母に お見合いしろと言われた
やなこった
妙子おば様もお見合い結婚
幸せそうじゃない
夫婦仲も良くは見えない
佐竹茂吉は大手会社の機械部 部長
岡田登が会いに来る 就職が決まった
お祝いに とんかつ食べてパチンコ
パチンコ店のおやじ平山定郎
茂吉の戦友だった
シンガポールで一緒に戦った
節子は佐竹妙子おば様に付き添われ歌舞伎座でお見合い
抜け出す
佐竹茂吉の家に逃げ込む
茂吉は戻るように説得
茂吉は岡田登に誘われ競輪
節子がまた現れる お見合いに戻らなかった
3人でパチンコ
茂吉が早く帰れと言っても帰らない
茂吉は先に帰る
節子は岡田とラーメンを食べてから
佐竹茂吉の家に
2人が一緒にいたのは妙子には内緒
の はずだったがバレる
妙子激怒
茂吉は節子を庇って 見合いを否定
自分たちがいい見本
火に油
妙子は10日経っても口をきかない
茂吉の所作が気に入らない
ご飯に味噌汁を掛けるのが気に入らない
茂吉は信州出身だから それが普通
茂吉は妙子に大事な話があるが
妙子は聞こうとしない
妙子は一等車(茂吉は二等車が気楽でいいと言っていた)で神戸へ
茂吉はウルグアイ出張の話はあったが
大変大層早まる
茂吉は妙子に知らせようとするが連絡が取れない
連絡が取れないまま飛行機に乗る
妙子帰宅
ちょっと寂しい
夜中
茂吉が帰ってくる 飛行機が故障した
出発は明朝9時になった
妙子は茂吉と仲直り
2人で お茶漬けを食べる
美味しい
夫婦は こんなもの
節子は岡田登と結婚するかも
終
信州出身の朴訥とした夫
大磯出身のハイカラ奥様
お見合いで 結婚はしたが
性格のすれ違い
主婦だけど
女中がいるから
家事は一切しない
台所には入ったこともない
お茶漬け作るのが精一杯
ご飯に お茶をかけて食べのが
お茶漬けだけど
僕にとってのお茶漬けの味は
“永谷園のお茶づけ”に
お湯を注ぐのがお茶漬けの味
我が家では
食事の時 お茶は出てこないし
ご飯に お茶かけるなら
味噌汁かけたほうが美味しい
だからと言って
信州の人が みんな
ご飯に 味噌汁をかけるわけではない
1952年 日本映画 115分
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