「 あした来る人 」 | 0・・映画toほげほげ

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♪ ほげほげたらたらほげたらポン ほげほげたらたらほげたらピー ♪
★映画のほげほげ等、気まぐれ備忘録★

  " あした耒る人 "

 

監督 川島雄三

原作 井上靖

出演 月丘夢路

   三橋達也

   山村聡

   三国連太郎

    新珠三千代

       関弘子

 

 

 あらすじ、ネタバレ御免

 

都会の立派なホテルに

大きなリュックを背負い重い鞄を持った連太郎

山村(60歳)に会いに来る

連太郎山村の娘夢路の紹介で来た

 

連太郎は1週間程前 初めて

九州から上京する汽車の中で 偶然夢路と知り合った

 

連太郎はカジカの研究をしている

その研究の自費出版の事で 金が要る

 

連太郎が研究しているカジカは蛙ではなく魚の方

カジカは74種類もある

普通は食べない が北海道で獲れる"なべこわし"は大変美味しい

ナベコワシ

 

ハナカジカ

 

キタノカジカ

 

モガミカジカ

 

研究の自費出版には 最低100万円は掛かる

山村は何とかすると約束

友人で学術後援会に関係している人物が沢山いる

何人かに声を掛ける

 

 

夢路の夫達也は有名な登山家

仕事と"山"でほとんで家にいない

夢路は不満

給料も少なく  夢路は更に不満

 

 

達也は仔犬を貰ってる来る

でも 夢路は犬嫌い

不満もっと爆発

 

 

洋裁店を経営する三千代

店員の弘子

三千代のパトロンは山村

 

 

達也は仔犬を友人に預ける

友人は仔犬を三千代に預ける

達也三千代と知り合う

親しくなる

 

 

山村三千代は綺麗なお付き合い

三千代は物足りない

達也を愛するようになる

山村に別れたいと告げる

 

 

三連休 達也鹿島槍に登る

(自宅から撮影 by0)

北峰で遭難する

(2015年9月撮影 by0)

鹿島槍は南側の尾根から登れば まず遭難する心配はない初級の山

但し 雪の無い季節なら

三千代は信州へ向かう

 

信濃大町駅到着

汽車は右から入って来たが 右側は新潟方面 東京方面は左側

 

信濃大町駅前

 

鹿島槍・針ノ木岳の登山口まで17kmをタクシーで

 黒部ダムが作られる前で

 登山口のある扇沢への道は 今ほど整備されていない

 

登山口の山小屋で達也が救助されるのを待つ

達也は遭難してなかった

遭難者を救助していて下山が遅れた

 

2人は愛を確かめ合う

 

汽車で帰る

左の車窓に北アルプスが見える

 (この汽車は新潟方面に向かっている)

 

山村三千代が愛するのは娘婿だと気づく

 

 

達也帰宅

夢路達也のシャツに口紅が着いていると責める

お互いに愛情がないのは お互いが可哀想

もう 嫌!!

別れとう御座います

実家へ帰らせて頂きます

達也は離婚を承諾

 

 

夢路は実家へ帰る

達也と別れると父に告げる

 

 

連太郎はカジカの研究を続行中(@伊豆)

アユカケ(別名カマキリ)の子供

 

夢路は伊豆に押しかけ

夫と別れると告白

連太郎大いに戸惑う

 

 

達也はカロコルム山脈 ヒスパーカンリ(7,400m)への

登頂を計画している (日本人未踏峰)

カロコルム山脈は広義のヒマラヤ山脈の一部

        狭義のヒマラヤ山脈とは独立した山脈

500万円掛かる

出資者を探す

350万円集まる

山村​​​​​​​は150万円を渡す

娘との離婚も認める

達也​​​​​​​​​​​​​​は会社に辞表を出す

 

達也は日本を発つ

連太郎は九州に帰る

 

皆んな純粋

だから傷つけあい回り道をする

それでいいのだ

 

 

 

 

   

 

 

 

   芽吹きの春

   成長の夏

   実りの秋

   そして冬が来て枯れる

 

   人間の一生も同じ

 

   成長過程なら青く未熟で当然

   若さ故の未熟さは

   恥ずべき事じゃ無い

 

   でも

   いい歳して

   俺はまだ青春だ

   なんて言ってると

   実る前に枯れる

 

 

 

   どろどろ恋愛ドラマだけど

   最後は綺麗にまとめた

 

 

 
 

1955年 日本映画 115分