「 一人息子 」 | 0・・映画toほげほげ

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★映画のほげほげ等、気まぐれ備忘録★

  " 一人息子 "

 

監督 小津安二郎

配役 飯田蝶子  

    日守新一 良助

    葉山正雄 良助

    坪内美子 

    笠智衆  先生

 

 

 あらすじ、ネタバレ御免

 

  ***

 一九二三年(大正十二年) 信州 ー (上田辺り)

 

製糸工場で働く蝶子

小学六年生の一人息子良助と2人暮らし

 

良助は良く出来るので 担任の笠先生

中学にやらせたいと思う

でも

蝶子には良助を中学に行かせる銭は無い

でも

無理して行かせる

 

笠先生は青雲の志を持って上京

 

 

 一九三五年(昭和十年) 信州 ー 

製糸工場で働く蝶子

良助は東京で就職

 

 

 一九三六年(昭和十一年) 東京 ー 

蝶子は人生初の上京 良助を訪ねる

知らぬ間に結婚していた

子供も出来てた

 

郊外の汚い家で貧乏暮らしをしていた

良助は夜学の先生になった

 

 

12年前 青雲の志を持って上京した笠先生

今は しがないとんかつ屋の主人

成るようにしか成らない

 

 

蝶子は初めてトーキー(未完成交響楽)を見る

途中で眠る

 

 

母が急に来て出費が増え

生活費が底を突く

母に苦労を掛けて 東京の学校まで出たのに

良助は 自分が情けない

 

蝶子も息子の出世を望んでる

これで終わって欲しくはない

家も畑も売って学費を作った

 

 

良助の妻美子は着物を売ってお金を作る

 

隣の子供が馬に蹴られて大怪我

病院で緊急処置

3日の入院

隣も貧乏

良助は 美子が着物を売って作ったお金を渡す

 

 

良助はすっからかん

今日の東京観光は無し

でも

蝶子は嬉しい

息子はお大臣には成れなくても 優しい人に育った

 

母は信州に帰る

良助は勉強して 出世しようと思う

 

 

製糸工場で働く蝶子

 

同僚には

息子は立派になったと自慢してみたが

寂しい

 

 

 

 

   

 

 

 

   小津安二郎監督の

   初トーキー作品

 

 

   小津安二郎監督らしい

   ほのぼの親子劇

 

 

 

     信州の人は

     東京に憧れて 東京に出るが

     いざ 住んでみると

     東京だからといって

     どうと言うこともない  

 

 

     信州は養蚕が盛んだった

     子供の頃

     僕の町で 1番大きな建物は絹糸倉庫で

     通学路には  沢山の桑畑があった

     

     家の近くにあった絹糸倉庫も

     ちょうどこんな感じだった

 

 

 

 

1936年 日本映画 81分