" MODERN TIMES "
監督 チャールズ・チャップリン
出演 チャールズ・チャップリン
ポーレット・ゴダード
あらすじ、ネタバレ御免
機械社会の中で
個人が人間性を見いだし
幸福を求める物語り
地下鉄から群れをなす人間は
工場になだれ込みオートメーションの一部になる
社長はテレビカメラで監視し
可能な限り機械のスピードを上げる
チャッブリンはねじを回し続ける
回し過ぎて回し過ぎて
丸い物を見ると回さずにはいられない
作業中にも食事のできる自動飲食機械
企業が競争に打ち勝つには必需品??
試作品の実験台になって散々な目に会う
午後もねじを回し続け
機械は最速
巨大歯車に飲み込まれる
精神に異常をきたし
丸い物を追いかけ続けて病院送り
退院したが無職
赤い旗を拾ったのが不運
非米活動家のリーダーと間違われ逮捕
波止場のおてんば娘ポーレット
腹が減ってバナナを盗む
妹は幼く、母はいない父は失業中
父は失業者の暴動に巻き込まれ死亡
妹は孤児院に入れられ
ポーレットは逃亡
チャップリンは脱獄犯逮捕に協力し出所
街でポーレットに出会い意気投合
いつか二人で家を買いたいと
チャップリンはデパートで夜警のバイト
ポーレットを呼び入れ
ローラースケートで遊んで
どろぼう達と飲み明かし逮捕
10日で釈放されて
ポーレットが見つけた家へ
宮殿とまではいかないが
今にも崩れそうな掘建て小屋も
我が家は天国
工場の修理工の助手になるがへまばかり
労働者のストライキに巻き込まれ逮捕
その間にポーレットは街でスカウトされ
キャバレーの踊り子に
チャップリンもそこのウエイターに
ウエイターの素質なし
でも
ティティーナに合わせた
でたらめな歌と踊りが大好評
しかしポーレットに浮浪罪で逮捕状
二人で逃げ出し
また家なしの職なし
しょんぼりポーレット
励ますチャップリン
笑って生きてりゃ何とかなるさ
二人は夜明けの道を歩き出す
反骨精神で社会を風刺し続けるチャップリン
1927年に登場したトーキー真っ盛りの時代に
トーキーの法外な特許料に腹を立て
サイレント映画を作り続けたチャップリン
チャッブリンは声が悪いからだと噂になった
チャップリンと並び三大喜劇王の二人
ロイドとキートンは
いち早くトーキーを採用したが
彼らの芸風を生かせず
人気は低迷していった
チャッブリンが初めて声を吹き込んだ映画
映画で流れる唯一の声は
トーキーを皮肉る意味不明の歌詞だった
不況で失業者のあふれるアメリカ
資本主義を風刺したチャッブリンはこの後
政府の非米活動調査委員会に目を付けられる
チャッブリンの映画で
僕は これが一番好き
1936年 アメリカ映画 87分 白黒 一部を除きサイレント