" 生きる街 "
監督 榊英雄
出演 夏木マリ
佐津川愛美
堀井新太
岡野真也
斎藤工
内田理央
原日出子 *マリと親しい近所のラーメン屋
あらすじ、ネタバレ御免
海沿いの町で民泊を営むマリ
町には津波の傷跡が今も残るが
復興が少しづつ進んでいる
***
緊急処置に手こずる新米看護師を叱咤する先輩看護師愛美
トラックの運転手隆
愛美の夫
隆は昇格 給料も上がる
子供を作ろうか
愛美は子作りに躊躇いがある
愛美は看護師1年目の時
石巻市鮎川で東日本大大震災にあった
ボランティアに来ていた隆と出会い
結婚し ここ名古屋に来た
*
居酒屋でバイトする新太
頑張りのない駄目な人
最近 キャバクラ嬢まやと付き合い出した
まやは あの時どうしてた話が好き
まやはあの時 山の方にいたから
津波にもやられてないし 身内もみんな無事だった
津波は他人事
被害に遭った人にも無神経
ずけずけ質問
その話はしたくない新太は
津波にやられた派
けっこうな身内亡くした派
まだ震災引きづってるタイプ
*
愛美はマリの娘
新太は愛美の弟
母の近くに住んでるが顔は出さない
愛美も結婚してから帰ってない
隆の母の七回忌
愛美は隆の父と弟夫婦工&理央と食事
隆の父は長男隆に跡取りを所望
愛美は子作りに躊躇いがある
*
マリの家と夫は津波で流された
夫はまだ見つかっていない
残った3人は避難所に暫くいたが
夫の鮎川の漁師仲間が
東京だかどっかの人の別荘を借りてくれて
3人はそこに引っ越した
暫くし新太がマリと喧嘩し家を出
愛美は結婚し家を出
1人残ったマリは民泊を始めた
*
昔 石巻に住んでいた韓国人ドヒョンが
まやに会いに来る(親戚?)
ドヒョンの来日の1番の目的は
ドヒョンの父が死の間際に ドヒョンに託したその手紙を
ある人に手紙を渡すこと
ドヒョンはその人を探せず韓国へ帰る日が来る
その人は 新太の父だった
ドヒョンは手紙を新太に託すが
新太がちゃんと母に届けるか心配
*
愛美は夫に勧められ
結婚以来初めて 石巻市鮎川に帰る
白山神社の流された鳥居は新しくなった
結婚以来初めて 東京だかどっかの人に借りた家に帰る
*
ドヒョンは帰国を延期し
まやとマリの東京だかどっかの人に借りた家に行く
新太も渋々行く
かくて
摩訶不思議な縁により
どうゆうことだか家族3人が何年か振りに揃う
新太はドヒョンの父が書いた手紙を母に渡す
ドヒョンの父はマリの夫に大変世話になった
その時の感謝の手紙
ケッパレ
近所の人を呼んで どんちゃん騒ぎ
一夜明けて
愛美は迎えに来た夫のトラックで帰る
ドヒョンとまやと
新太は電車で帰る
ケッパレ
被災した人は
十二分に頑張って とても疲れていて
それでも回りからは頑張って下さいと言われ続け
頑張れ と言われる度に
これ以上 どう頑張ればいいの と腹が立った
と 何かで読んだ
何万人死んでも
家族が全員無事だと知れば嬉しい
被害者の数が多ければ多いほど
家族の無事を知った時の喜びは
大きい
死者・行方不明者 18,428人を出した
2011年の東北地方太平洋沖地震は
何回も映画になる
43人しか死ななかった
2018年の北海道胆振東部地震は
映画にはならない
273人しか死ななかった
2016年の熊本地震も
映画にはならない
大勢死なないと
映画にはならない
津波からは逃げられるかも知れないが
家族からは逃げられない
日本で
地震の回数が1番多い県は長野県
2018年 日本映画 124分
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