「 花戦さ 」 | 0・・映画toほげほげ

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★映画のほげほげ等、気まぐれ備忘録★

  " 花戦 "

 

監督 篠原哲雄

原作 鬼塚忠

出演 野村萬斎   *池坊専好

   市川猿之助  *豊臣秀吉

     森川葵

    中井貴一   *織田信長

    佐々木蔵之介 *前田利家

   佐藤浩市   *千利休

 

 

 あらすじ、ネタバレ御免

 

 天正元年(1573年) 応仁の乱から106年

 京の都の頂法寺には 花を生ける花僧たちがいて

 彼らは六角堂の池坊と呼ばれていた

 (頂法寺の本堂が六角形で 池の傍に建っていて

  その本堂に 花を生けるのが

  頂法寺の花僧の日課だったから)

 

  ***

織田信長より花のご所望を賜った施行 池坊専栄

お身体の具合が悪いので

池坊専好(37歳)に岐阜まで行かせる

 

 岐阜城

池坊専好は松を生ける

千利休(50歳)も見に来る

前田利家(34歳)も見に来る

豊臣秀吉(36歳)も見に来る

 

織田信長(39歳)池坊専好の生けた松を気にいる

頂法寺は大層な寄進を賜る

 

 

 十二年後

 天正十三年(1585年)本能寺の変から3年

池坊専好は六角堂 池坊の施行になる

 

 

死にそうなを河原で見つける

頂法寺に連れ帰る

葵は絵が上手

山の庵に住まわせ 絵を描かせる

 

 

池坊専好千利休から茶室に招かれる

利休の立てる茶は心が和む

 

花の束の間を生ける

一輪にて数輪に及ぶならば 数少なきは心深し

 

 

 二年後

 天正十五年(1587年)

豊臣秀吉は10日間の予定で北野大茶湯を催す

秀吉は金の茶室を持ち込む

千利休は茶頭を務める

池坊専好は花を生ける

 

北野大茶湯は2日目以降中止になる

 

 

 三年後

 天正十八年(1591年)

大徳寺の門の上に利休の像が置かれる

秀吉は怒る(門の下をくぐるのに気分が悪い)

利休に謝罪と像の撤去を迫る

利休は詫びず

前田利家がとりなしても

池坊専好がとりなしても

利休は詫びず 聚楽第で切腹(69歳)

 

 

 天正十九年(1592年)

秀吉(55歳)の嫡男鶴松が2歳で御他界

 

秀吉は自分を馬鹿にする庶民を

どんどん捕まえ どんどん殺す

池坊門人も どんどん殺される

 

 1594年

池坊専好

豊臣秀吉の訪問を迎えた前田利家邸において

幅四間の床の間に巨大な砂之物を立てる

秀吉 気にいる

めでたし、めでたし

 

 

 

   

 

 

 

   茶道の形を作り上げたのが利休 なら

   華道の形を作り上げたのが池坊

 

   その池坊の中でも

   特に重要な4人がいて

   その1人が池坊専好だったらしい

 

    池坊専好は天才肌で

   人の顔名前を覚えるのが苦手で

   偉い人とも偉くない人とも

   分け隔てなく接したのが

   戦国時代を生き抜くのに

   逆に功を奏したらしい

 

 

    千利休も意固地にならず

    さらっと謝っちゃえぱ

    良かったのに

 

 

    今の(2020年)池坊の家元は

    四代目池坊専好

 

 

 

 

 

2017年 日本映画 127分