" かぞくのくに "
監督 ヤン・ヨンヒ
出演 安藤サクラ
井浦新
京野ことみ
村上淳
宮崎美子
あらすじ、ネタバレ御免
1959年から20数年にわたり
9万人以上の在日朝鮮人が
北挑戦へ移住した
「帰国者」と呼ばれる
彼らが日本へ戻ることは
困難を極めている
***
1997年 夏
偉大なる 金日成大元帥様と 親愛なる金正日将軍様の ご配慮のもと
病気治療の任務をいただき
アラが北朝鮮から 非公式に日本を訪問する
今回はアラを含め3人
16歳で北朝鮮に帰ったアラが 日本に戻るのは25年ぶり
北朝鮮には妻も子供もいる
父と妹サクと叔父 が中央会館に迎えに行く
父は 東京都本部の副委員長
家の前で母ヨシが出迎える
家までヤン同志が同行
アラ同志の3ヶ月の滞在期間中
組織から 見張りが付く
ヤン同志は家の前で ずっと
アラを監視している
アラは病院で検査を受ける
5年前に脳に腫瘍があると診断されたが
平壌の医療技術には限界がある
治療のため 日本に来る許可を得るのに5年かかった
翌日
同級生4人に会う
ジュンとか 25年前の恋人コトとか
コトは 医者と結婚した
アラの境遇を察すれば
*
サクは韓国語の先生
でも在日朝鮮人だから韓国には行けない
*
アラはサクに工作員に興味があるか聞く
全く興味ないし関わりたくも無い
そんな事をさせる奴は敵だ
副委員長の父はアラに
工作員の仕事に関わるのだけはやめろ と
でも
そんな忠告は絵に描いた餅
*
アラもヤンも
また北朝鮮に帰り
死ぬまで北朝鮮で生きなければいけない
アラもヤンも北朝鮮に家族がいる
*
アラの検査結果が出る
脳の腫瘍が大きくなると
麻痺 記憶障害 痴呆の症状が出る 最悪の場合は命に関わる
手術にはリスクはあるが可能
が
3ヶ月後に北朝鮮に戻るという条件では 手術は出来ない
*
サクはコトに相談
コトの夫に手術可能な病院を探してもらう
*
アラ含め日本滞在中の3人は
滞在期間が大幅に短縮され 明日の帰国命令が本国から出る
北朝鮮では よくある事 いつもの事
アラと一緒に日本に戻った女性も
顔の整形手術はまだ
*
母ヨシは
アラの服と靴を新調
ヤン同志の服と靴も新調
彼に子供達の服も持たす
これからもアラをお願いします
アラは帰路につく
日本へ戻って来た 北朝鮮への帰国者の
1週間
やっぱり
怖い国だ
在日朝鮮人の家族の内
1人だけ帰国させれば
後は 日本に残った家族から
幾らでも 金をむしり取れる
帰国させた1人は
生かさず 殺さず
なるべく早く
家族を作らせる
家族が出来ると
身動きが取れなくなる
北朝鮮で生き抜くコツは
考えない事
命令は考えず
即 実行
2012年 日本映画 100分
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