" 「エロ事師たち」より 人類学入門 "
監督 今村昌平
原作 野坂昭如
出演 小沢昭一 *エロ事師
坂本スミ子 *内縁の妻
中村鴈治郎 *処女に拘る客
ミヤコ蝶々 *処女屋の婆
田中春男 *昭一の相棒
佐川啓子 *スミ子の娘
近藤正臣 *スミ子の息子
園佳也子 *父の後妻
甲田啓子 *処女の振りをする子持ち
昭一は山中で男女のいかがわしい８mmを撮る
***
昭一(35歳)は内縁の妻スミ子(38歳)の家で暮らしている
スミ子は後家
スミ子には予備校生の息子と中学生の娘啓子
*
*
昭一の母は死んで極楽へ行って観音さんになった
ナマグサ坊主の父はアバズレ芸者を後妻に貰った
*
スミ子は床屋を営んでいて
昭一は２階に居候していた
スミ子が誘う形で肉体関係を持つようになった
*
昭一は
猥褻盗聴テープを売ったり
売春の斡旋をしたり
エロ小説を売ったり
強壮剤を売ったり
白黒ショーの手配をしたり
昭一の客は社長や重役や地位のある人たち
エロ事師は彼らに生き甲斐を与えている
*
スミ子は入院
体調は徐々に悪化
昭一は猥褻物販売で逮捕される
釈放される
全然懲りない
処女の振りをして売春をする子持ち
昭一はスミ子の娘啓子と関係を持つ
スミ子は昭一に娘啓子との結婚を勧める
が
啓子は昭一を憎む・・・
人間の五欲
睡眠欲、食欲、名誉欲、財欲、色欲
睡眠欲は邪魔させれなければ何とでも
まず満たされるべきは食欲
個の保存にはなくては ならない
名誉欲は かなり小さい時から生じる
褒められたいとか 運動会で一等になりたいとか
財欲も 小さい時から生じる
おもちゃが欲しいとか 綺麗な服が着たいとか
最後に生じるのが色欲
これは 種の保存に なくてはならない
色欲が減退した種は いつか滅ぶ
けど…
猥褻だから何だ
エロだから何だ
これも 世の為 人の為
人類繁栄の為
現代日本に鋭いメスを入れる衝撃の異色喜劇大作!!
1966年 日本映画 128分
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