" … طعم گيلاس "
監督 アッバス・キアロスタミ
出演 ホマユン・エルシャディ
テヘラン市街で車を運転する中年男
適当な人を探している
市街を離れ車を流す
2人に声を掛ける
お金が欲しくないか?
話を切り出す前に断られる
***
市街地で車を流す
若い兵士(クルド人)を車に乗せる
彼の身の上話を聞く
色々苦労してる お金にも苦労してしてる
お金が欲しくないか? 手伝ってくれ
自分の軍隊経験を語る
簡単といえば簡単な仕事
普通の仕事とは違うが金になる
たった10分で半年分稼げる
テヘラン郊外に穴が掘ってある
僕は夜 この中で睡眠薬を飲む
朝6時にここで 僕の名を2度呼べ
僕が返事をしたら 手をとって穴から出せ
返事がなかったら
シヤベルで20杯 土をかけてくれ
若い兵士は逃げる
*
アフガニスタンから遊びに来ている神学生を車に乗せる
自殺について どう考えるか
お金が欲しくないか? 手伝ってくれ
*
昔 自殺を試みた初老の男性を車に乗せる
朝6時
返事がなかったら
シヤベルで20杯 土をかけてくれ・・・
自殺をしようとしている男が
自分を埋葬してくれる人を探す
車に乗って
ゆっくり走って
出会った人と話す
まぁ
それだけの話
キアロスタミの映画だから
多くの部分が
行き当たりばったりのアドリブ?
キアロスタミ作品の中でも
とりわけ地味
死んだら埋葬してほしい
乙一の「 ZOO 」の中の
" 陽だまりの詩 " がそんな話だった
死んだら
やっぱり
弔って欲しいのかな
インフレの激しいイランで
貨幣価値の換算は難しいが
20万トマンは 今(2019年)なら1万円以下だが
1997年当時なら40万〜50万円位の価値か
1997年 イラン映画 99分
カンヌ国際映画祭 パルム・ドール受賞
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