" 120 BATTEMENTS PAR MINUTE "
監督 ロバン・カンピヨ
脚本 ロバン・カンピヨ
編集 ロバン・カンピヨ
音楽 アルノー・ルボチーニ
出演 ナウエル・ペレーズ・ビスカヤート
アデル・エネル
アントワン・ライナルツ *チボー
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ACT UPパリの定例"会"
簡単に紹介しよう
ACT UPパリはNYに続いて1989年(3年前)に発足した
エイズ患者の権利を守るためのゲイ・コミュニティによる
支援団体ではなく活動団体
毎週火曜の会議 通称"会"で活動内容を決める
ゲイ・コミュニティの団体だけど女性もいる
本当はレズ&ゲイ・コミュニティだから
アデルからAFLA(フランス エイズ対策機関)に乱入した報告
過激にやりすぎて大失敗の逆効果だった
一緒に参加していたマックスの意見は逆
言いたい事が言えたし効果もあった
一緒に参加していたビスカの意見も 大成功だった
政府が責任逃れのために設立した期間の偽善性を暴いた
フランスの感染者数は英国やドイツの2倍 毎年6000人も増えている
過激に行動しなければ無視される
*
今 最も注目の議題は
もうすぐ発売される新薬
AZT(核酸系逆転写酵素阻害薬) ddlに代わるプロテアーゼ阻害薬
本当に効くのか
副作用も強い
製薬会社が研究データを隠している
*
場所を変えて調査グループで話し合い
仕切るライナはACT UPパリの長
ワクチンはどうなのか問う新入りナタン
*
製薬会社とも話し合うが誠意が見られず
研究データを出す気配なし
*
それを踏まえ
また"会"で話し合い
製薬会社とは話し合っても駄目?
攻撃すべき?
ACT UPパリのメンバーの
多くがHIV感染者
病状の悪い者もいる 時間との戦い・・・
邦題から120が抜けてる
BPMは1分あたりの拍数 テンポを表す単位
120BPMはややアップ・テンポ
抜けてても 抜けてなくても
題と内容の関係は不明
レズ&ゲイ・コミュニティの話だが
主題はレズ&ゲの人権問題でなく
HIV感染者の戦い
自分たちが生き延びる為
これ以上 感染者を増やさない為
政府に対して
製薬会社に対して
無関心な社会に対して
レズ&ゲイ・コミュニティの話だが
主役はゲイなので 圧倒的に男の出ている場面が多い
真面目な映画だけど地味な映画なので
途中で飽きる
終盤は 病状が悪化した男を男が慰める場面が続く
僕には無理な世界
無知は敵
2017年 フランス映画 142分 製作費660万ドル
セザール賞 作品賞、助演男優賞、有望若手男優賞、
脚本賞、音楽賞、編集賞受賞
カンヌ国際映画祭 グランプリ受賞
NY批評家協会賞 外国映画賞受賞
LA批評家協会賞 外国映画賞受賞
ヨーロッパ映画賞 編集賞受賞
日本に於けるHIV感染者数の推移
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