" OUT OF MY HAND "
監督 福永壮志
リベリア
ゴムの木の幹に切れ込みを入れ
樹液をコップに集める
1日経つと樹液は固まるので
切れ込み少し下に広げる
コップに溜まった樹液はバケツに集める
バケツ2つがいっぱいになったら貯槽タンクへ運ぶ
重さを計り貯蔵タンクに移す
それを毎日繰り返す農園労働者のシスコ
1日500本の木から樹液を集める
仲間が心配するほど働き過ぎ
でも
ノルマもある
シスコは人も雇っている
*
労働は過酷 収入は少ない
労働組合の呼びかけでストライキを起こす
ストライキは かみさんに怒られるし退屈
かみさんたちは まき拾い
シスコのいとこはアメリカに住んで15年
久しぶりに帰って来る
アメリカにはリベリア人のコミュニティーもある
いい所、らしい
組合員の何人かが家を追い出され
ストは終わり
謝罪をした者は元の労働に戻る
労働者の立場ははスト前より悪くなってる
シスコは首都モンロビアへ行く
観光ビザを取り夢の国アメリカへ渡る
タクシー運転手になる
内戦の亡霊が追いかけてくる・・・
リベリアは
1989年から2003年にかけて2度の内戦が起き
現在もその影響で世界最貧国の一つ
貧しさから逃れるため
アメリカに渡ったリベリア人を描く
どこに行っても
楽には暮らせない
どうすれば良かったか
分からないまま終わる
気の滅入る映画
「 サーミの血 」 と似た映画
邦題まで似せちゃったから
ばったもんかと思ったが
そうでもない
白い血ってゴムの樹液?
主役がゴムの樹?
すごく貧しいけど携帯電話は持ってる
すごい田舎で 水道もガスもないけど
携帯電話の電波は届く
今は そういう時代 ?
NYで すぐタクシー運転手になれるって凄い
免許とか車とか登録とか
どうしたんだろう
道はどうやって覚えたんだろう
2015年 アメリカ映画 88分
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