「 大奥 」 | 0・・映画toほげほげ

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♪ ほげほげたらたらほげたらポン ほげほげたらたらほげたらピー ♪
★映画のほげほげ等、気まぐれ備忘録★

  " 大奥 "

 

監督 林徹

出演 仲間由紀恵 *絵島*

   西島秀俊 *生島新五郎*

   井川遥  *先代側室・家継生母 月光院*

   及川光博 *間部越前守詮房*

   杉田かおる

     麻生祐未

     中山忍

     木村多江

     鷲尾真知子

     山口香緒里

     久保田磨希

   浅野ゆう子

   松下由樹

   柳葉敏郎

   藤田まこと

   岸谷五朗

   高島礼子 *先代正室天英院*

 

 

  ***

 江戸110年/265年 1713年

 七代将軍家継の御代

 

江戸城 本丸御殿は

表、中奥、大奥に分かれ

政を執り行うところが中奥にあった

 

この時 幕府の中枢にいたのが 先代家宣からの側用人 

猿楽師上がりの間部越前守詮房(47歳)だった

 

先代側室であり将軍生母の月光院(28歳)

その立場により 数多敵を作った

 

先代正室天英院(47歳)

子無きが故に不遇を託ち 月光院を憎んでいた

 

大奥御年寄絵島(32歳)

月光院に仕える彼女にも数多敵がいた

 

中奥と大奥を隔てる廊下は御鈴廊下と呼ばれ

これより先に立ち入れる男子は上様唯1人だった

七代将軍徳川家継(4歳)

 

 

先代が亡くなって そろそろ1年

月光院様は身も心も悶々

彼女を癒したのは間部越前守詮房だった

20歳近く違うけど 若い男は近くにいないから

 

 

絵島はお寺詣りの折

歌舞伎役者の生島新五郎(42歳)と出会う

 

 

間部越前守詮房は新井白石と共に

正徳の治と呼ばれる政治改革を断行

まずは 正徳金銀の発行

 

 

1714年1月

徳川家菩提寺上野寛永寺へ代参した絵島は

その帰り 生島新五郎の芝居を見る

その後 生島と うかうかして 大奥の門限に遅れる

 

絵島は生島との密会を疑われ

信濃高遠藩城下にて幽閉の身となる

生島新五郎も処刑はされず島流しになった

 

 

 

   

 

 

 

   実話を基に描かれてはいるが

   そこに至るまでの多くは創作

   絵島と生島の密会も噂の域を出ない

 

   天英院の陰謀であったかを

   裏付ける史料もない

 

   その後も月光院は さほど不幸になった様子もなく

   陰謀だったとしても 成功したとは言えない

 

   ただ

   家継が余りにも若くして死んだので

   間部越前守詮房の失脚は早かった

 

 

   強引に純愛ドラマに仕上げたが

   実は 唯ののうっかりだっのじゃないかな

 

 

 

     家継は御七つで御他界

     紀州の吉宗が将軍となって1722年

     高遠藩主内藤が絵島の赦免嘆願書を幕府に書き

     これが許可された為 絵島の幽閉は解かれる

     その後 絵島は

     高遠城に勤める女性たちの躾指導役となる

 

 

     高遠城址は信州の桜の名所のひとつなので

     何年か前にかみさんと見に行った

     城のすぐそばには 

     絵島が幽閉された家が復元されている

 

 

     幽閉は辛いけど

     高遠だって いい所だよ

     家だって

     1人暮しには十分な広さだった

 

 

 

 

2006年 日本映画 126分