二日目 準備、打ち合わせ | 0・・映画toほげほげ

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★映画のほげほげ等、気まぐれ備忘録★

5月9日(水)

 

8日に父が死んで

納棺 11日(金)、葬儀 12日(土)に決定

 

今日決めるのは まず納棺に誰を呼ぶか

僕の意見は家族だけで静かに

母の意見は「それじゃ義理が立たない」親戚一堂呼んで 

だったが

葬儀センターがいっぱいだったので

家の客間で納棺することになった

 ちなみに

 葬儀センターの納棺室の使用料は一晩10万円

 今回もし そこを利用して病院から直行していたら

 四晩使うことになったから40万円だった

家の客間は狭い

父の弟夫婦と父の祖父方の本家、父の祖母方の本家

4人だけを呼ぶことで妥協

 

父の祖父方の本家は祖父の兄の家

今の家長は父の従兄弟の息子

去年 今の家長の父親が死んで

父が納棺に呼ばれて 僕が代理で出席

その時 初めて今の家長の顔を知った

母に至っては未だに顔を知らない

それでも田舎では本家は別格

 

呼ぶ人が決まったら

呼ばないのに来そうな人に丁重にお断りの電話

隣組とか仕事関係とか

 

来た人には全員食事を出さないといけないから

予想外の人が来ないように細心の注意

油断すると20人,30人来る可能性もある

 

その食事は

食べに出るかケータリングかでまたもめて

ケータリングに決定

 

 

田舎では新聞に"おくやみ欄"がある

親戚には電話で知らせるが

一般の知人は新聞を見て告別式に来る

 

内容を検討

僕は死んだ日と死因と告別式の日の最小限の告知で

母は 「それじゃあんまりに可哀想」 と

父の経歴などを書き始める

 

葬儀屋さんが連絡してたいた新聞社から電話が来る

僕は母のメモを適当に端折って伝える

 

15分くらいでゲラ原稿がFAXで来る

昨夜遅く帰って来た姉が それを見て これじゃぁ と訂正

それを僕がまた新聞社に電話

 

15分くらいで原稿がFAXで来る

それを見て また訂正

 

それを数回繰り返す

 

 

そうこうするうち

おくりびと みたいな人が来る

これは葬儀屋のオプション

 

遺体の入浴もオプションにあったが

これは母が断った

 

映画のように厳粛ではなく淡々と

父の喪服を綺麗に整え

鼻や口や瞼の裏に綿を突っ込んだりして死化粧

 

口の中のあるツボに綿を入れると あら不思議

開いていた口も閉じる

 

鼻なんか綿をぎゅうぎゅう押し込むから

生前より鼻が高くなって 生前より男前

 

 

そんなこんなの間に

おくやみを言いに親戚が来たり

 

それは母に任せて 僕は銀行へ

死ぬとすぐ銀行口座は封鎖される と聞いていたが

葬儀屋さん曰く おくやみ欄に名前が載るまで大丈夫

 

父の口座からカードお金を下ろす

確かに大丈夫

カードだから最高額は50万

三軒回って150万

お寺さんの払いはこれで何とかなるか?

 

うちの菩提寺は ここら辺では高いと評判

おまけに最高の戒名だし

 

 

昨夜指定された午後3時 菩提寺へ

応接間に案内される

料金表が既に用意されている

納棺の儀、火葬の儀、

膳部料・車代 6人分 (三仏、三役だから)

葬儀、中陰供養、戒名料

諸々合わせて総額116万

 

これが高いのか安いのか?

 

それぞれ渡すタイミングも書いてある

納棺の儀は11日

火葬の儀、膳部料、車代は12日

残りは13日のお寺詣りの折に

 

なるほど 葬儀の次の日もお寺に来るのか

葬儀の次の日は日曜だから良かったが

平日だったら 次の日も仕事を休むのか?

 

支払い早いな

父が貯金を分散してあったから良かったけど

 

それぞれに熨斗袋が必要だが

「それは葬儀屋さんが用意して下さる」らしい

 

戒名も決まっていた

○○院○○○○○○善居士

最高というだけあり確かに長い

ちなみに

この戒名料が50万円

但し15万円の値引き

父が生前お寺の行事に参加したかららしい

 

 

母の家に帰り

4時頃 葬儀屋さんの担当が来る

告別式の打ち合わせ

 

祭壇の大きさを決める

20万円違いで7,8種類

骨壷を決める

5千円違いで7,8種類

棺桶を決める

3万円違いで7,8種類

 

遺影をスナップ写真から選ぶ

 

香典返しを決める

お供えを決める

 

悩ましいのが告別式に何人来るかの予想

 

この辺では火葬した後告別式

告別式の後 食事を用意する

 

葬儀場に来た人には全員に香典返しを渡す

葬儀場に来た人の6割くらいが告別式に出る

告別式に出た人の8割くらいが食事を食べて帰る

 

父と似た状況で死んだ人の葬式をあげた知人に聞いてみる

 食事を食べた人は110人

葬儀屋さんの予想では

「年々食事をされる方は減っているので90人くらいかと」

母が反論

「夫に限って そんなに少ないはずはない」

100人分の食事を用意すると決定

 

香典返しは200人分を用意

但し

香典返しは返品できるものにし余ったら返す

 

それぞれの決定がすんなり決まったわけもなく

その間 話が脱線したり

結構時間がかかる

 

その場で葬儀屋さんが見積もりを出す

約300万円

 

香典で どれだけ回収できるのか

 

今日決めることは そんなところ

葬儀屋さんから喪主の挨拶文例集を渡される

 

告別式までには

弔辞を読む人を決める

 これはもう連絡済み

受付を頼む

 これも連絡済み

供花を並べ順を決める

供物の名札の順番を決める

 父方の親戚、母方の親戚、妻の親戚、仕事関係

 気を使うが

 ネットで調べると細かく順番が書いてある

 

 

納棺が葬儀場の関係で明後日になっているので

明日は特にすることなし

キャンセルできなかった仕事を3時までする予定