" 武士道シックスティーン "
監督 古厩智之
出演 成海璃子
北乃きい
荒井萌
山下リオ
高木古都
十五歳
剣道の試合 中学生の部
圧倒的に勝つ つもりの三年生璃子(兵法者少女)は
東松学園のまるっきり無名の選手に斬られる
***
十六歳
東松学園高等学校の入学式
璃子に勝った きい(お気楽不動心) は中学からの持ち上がり入学
外部から入学した般若の竹刀袋を持つ璃子と出会う
璃子もきいも剣道部に入る
きい の友人
リオ と 萌 も剣道部
剣道部主将古都
璃子は強い
なんせ全国中学チャンピオン(小説では2位)
璃子は自分を斬った奴を探す
きい を見つける その異様に高い声は間違いない
おかしい 弱い
璃子の心の師は新免(宮本)武蔵
当然 "五輪書"は擦り切れるまで読んでいる
試合前の竹刀の検量
高校生女子の竹刀は
長さ三尺六寸以内
重さ四百二十グラム以上
先革の太さ二十五ミリ以上
ささくれなどの破損があっもいけない
きい は 時々強くなる
璃子は きい の強さの訳が分からない・・・
娘が引っ越しの時 本を十数冊置いていった
その中にこの原作があった
娘は中学の時 剣道部だった
原作は主役の少女2人の
それぞれの一人称の章が交互に展開する
原作を読んでからDVDで映画を鑑賞
初っ端の試合のシーンから
イメージと違う
小説では
お気楽不動心少女は
腕は未熟だが 構えだけは美しい
日本舞踊を習っていたので姿勢がいい
小説では
兵法者少女の家は道場ではない
しごかれるのは近所の道場
父は離れた道場で剣道を教えている
小説では
兵法者少女は極端な三白眼が怖い
黒髪は短く男みたい
外見は気にしないので
母親も生きている
娘の髪型を嘆いている
その後の展開も
小説と映画では諸々異なる
剣の達人は
竹刀を他人にぶつけながら歩かない
ぶつかるような持ち方はしない
一番の違いは
( 映画の性質上しょうがないが )
映画には心り呟きがない
小説では
性格の全く違う2人の対照的な独白が
結構 笑える
小説を読むべし
2010年 日本映画 109分
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