" 新選組血風録 近藤勇 "
監督 小沢茂弘
原作 司馬遼太郎
配役 市川右太衛門 近藤勇
長谷川裕見子 駒野
北条きく子 おけい
山城新伍 徳川慶喜
沢村精四郎 徳川家茂
品川隆二 沖田総司
木村功 篠原泰之助
加藤武 土方歳三
佐藤慶 山南敬助
安部徹 伊東甲子太郎
あらすじ、ネタバレ御免
元治元年 1864年(江戸261年/265)6月5日
局長近藤勇が先頭に立ち
新撰組が京都三条木屋町の旅館池田屋に斬り込みをかける
倒幕派の志士(長州藩・土佐藩等)9人を討ち取り4名を捕獲
***
蛤御門の変(禁門の変) 7月19日
倒幕派の長州藩勢力が京都市内で挙兵
幕府側(一橋慶喜・西郷隆盛・近藤勇等)に破るるも
京都には不穏な空気が漂い続ける
近藤勇は徳川家茂に上洛を促す
しかし家茂は病身、上洛は難しい
*
慶応元年 1865年(江戸262年/265)
新隊士50余名を加え新撰組は150名となり
新たに局中法度を定める
一、士道ニ背キマジキ事
一、局ヲ脱スルヲ許サズ
一、勝手ニ金策致ス可カラズ
一、勝手ニ訴訟取リ扱ウ可カラズ
一、私ノ闘争ヲス可カラズ
局長は近藤勇
副長は土方歳三・山南敬助
参謀は伊東甲子太郎となる
土方歳三は法度に厳しい
敵を討ち取らず傷を負って帰って来た隊士
士道ニ背キマジキ事に反すると判断
切腹を命ずる
それはやりすぎ
近藤勇は除隊を命ずる
帰りたくないと駄々をこね殺される
*
ここまで男ばかりで
色気がなかったので
伊東甲子太郎入隊祝いの宴席
宴席の中居さん おけい(新入隊士篠原泰之助の彼女)
餅屋の娘駒野(近藤勇の彼女)
2月
副長山南が勝手に江戸へ帰る
途中で捕まり京へ連れ戻される
切腹
徳川家茂上洛し長州征討の軍を起こすが時既に遅し
慶応二年 1866年(江戸263年/265)
薩長土佐の倒幕連盟が成り勤王浪士が京に登る
7月
徳川家茂病没
慶喜が第15代将軍となる
一両年の間に大政を朝廷に奉還せんと思う
新撰組は旗本に取り立てようと思う
慶応三年 1867年(江戸264年/265)
3月
伊東甲子太郎参謀、篠原泰之助らが新撰組を離脱
6月
伊東甲子太郎らは禁裏御陵衛士を拝命
近藤勇以下は直参旗本として正式に幕府の臣下に成る
10月
将軍慶喜は大政の奉還を奏上し、翌日勅許される
しかし新旧勢力の衝突は収まらず
11月
海援隊隊長坂本龍馬が暗殺される(於 近江屋)
海援隊は新選組の関与が強く疑う
伊東甲子太郎も新選組の関与が強く疑う
伊東甲子太郎と海援隊は新選組を潰そうと企む
伊東甲子太郎は土方歳三らに暗殺される
海援隊が近藤勇を襲う
討ち損じる
世に言う天満屋事件が
新撰組最後の勝利となる
終
がちがちの局長近藤勇 と
懐疑的なのに近藤に好かれた篠原泰之助
2人を軸に
京都での新撰組の3年を描く
沖田総司は ほとんど活躍しない
近藤勇が敗れて斬首される場面はない
人斬り集団新撰組の局長でありながら
近藤勇は意外と常識派だった?
1963年 日本映画 94分
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