" バースデーカード "
監督 吉田康弘
出演 橋本愛 - 中村ひなの(中学生の愛)
ユースケ・サンタマリア
須賀健太
中村蒼
洞口依子
木村多江
宮﨑あおい
母について語る21歳の愛
4歳の愛は引っ込み思案だった
母あおいは よく本を読んでくれた
母は明るくて優しかった
小学生の愛は泣き虫だった
愛は信州の諏訪湖の近くに住んでいる
母は泣いている愛を励ましてくれた
愛は母が大好きだった
愛は母を物凄く悲しませた事があった
愛は
母あおいと父ユースケと弟健太と4人暮らし
小学生の愛は
3年生対抗クイズ大会でクラス代表に選ばれた
母は とても喜んだ
でも愛は
本番で1問も答えなかった
愛は脇役が自分に合っていると思う
母の期待が重荷だと感じる
それを母に伝えた時
母はとても悲しそうだった
愛は、その日からずっと
母にかける言葉を探している
***
母は入院
退院の見込みはない
愛は10歳の誕生日を迎える
家族4人でピクニック(母は無理して)
母からバースデーカードを貰う
母はこれから20才になるまで毎年
愛と弟健太にバースデーカードを送ると約束
*
母は逝った
愛は11歳の誕生日
母からのバースデーカードを受け取る
・・・そばにいてあげられなくて御免ね 。
でも ママは 遠くからいつも
愛ちゃんの ことを 見守っています 。
これから
愛ちゃんが 20才になるまで
毎年 手紙を贈るので
楽しみにしてください 。
と、ひまわりの種を受け取る
それから毎年バースデーカードが届く
13才のバースデーカードには
もしも学校に行くのが しんどくなったら
学校をさぼって、一人で映画を見てみよう。
と、書いてあった
愛は「 セーラー服と機関銃 」1981年公開を見る
母が同じ歳だった時に公開した映画?
14才のバースデーカードには、、、
愛は近所の依子おばさんと諏訪湖祭へ行く、、、
諏訪湖祭湖上花火大会の打ち上げ数は日本最多
17才のバースデーカードには
故郷小豆島に行って欲しい、と
愛は母の親友だった多江を尋ねる
1981年、母は中学の修学旅行で東京に行くはずだった、、、
愛は大学生になり19才
母の手紙が鬱陶しくなる、、、
愛は中学の同級生蒼と再会
愛、20才
母からの最後の手紙には、、、
愛、21才の誕生日
クイズへのリベンジを決意・・・
4歳の女の子が
成長して結婚するまで
ママは10歳の時、死んじゃったけど
暖かく、ほのぼの
死ぬまで笑っていたい
強がりでも苦しくても
2016年 日本映画 123分
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