= 枝の上の鳩 =人生の熟考
監督 ロイ・アンダーソン
出演 ホルガー・アンダーソン
ニルス・ウェストロブロム
博物館で鳥の剥製に見入る老人
退屈する妻
***
"人間であること"に関する
三部作の最終章
*
３つの死との出会い その.１
夕食の準備をする妻
ワインを開ける老人
コルクが抜けない
力んだら心臓が止まる
妻は気づかない
*
死との出会い その.２
病院のベッドで眠る老婆
臨終間近
鞄を握りしめる
天国に持って行きたい
中には
自分の宝石や夫の金時計やお金や
息子が取ろうとしても離さない
*
死との出会い その.3
フェリーの食堂で男が死んだ
頼んだ料理は手つかず
誰かいりませんか？
ビールをもらう男ヨナサン
*
ダンス・スクール
フラメンコ
太ったおばさん先生
生徒の青年
を、触りまくる
*
床屋の手伝いをする元フェリー船長
15年間船酔いに悩まされた
髪を切ったのはだいぶ前
失敗を恐れず頑張ります
床屋から逃げ出す男サム
*
ロッタのバーで待ち合わせ
サムとヨナタン
仕事は面白グッズの販売
ドラキュラの付け歯とか
古典的な笑い袋とか
新製品の歯抜けオヤジのマスクとか
*
レストランで食事をする
太ったおばさん先生と生徒の青年
そのレストランを
窓の外から眺める男
待ち合わせの時間を間違えた？
*
面白グッズを売り歩く
サムとヨナタン
なかなか売れない
*
海辺のバーに
ロシア遠征に向かう
カール12世陛下が立ち寄る・・・
日本初公開の時の題名は
"実存を省みる枝の上の鳩"だった
三部作の第三部
前作２つは未見
ショートショート的
まったりとした間の
ちょっとシュールな
時に かなりシュール
群像劇コメディ
それぞれの話は
まったりと繋がっている
最初の邦題の方が
良かった
このおかしな世界で
おかしなホモ・サピエンスの
おかしな日常は続く
2014年 スウェーデン／ノルウェー映画 100分
ヴェネチア国際映画祭 金獅子賞受賞
ヨーロッパ映画賞 コメディ賞受賞
スウェーデンは
1523年にデンマークから独立
スウェーデン王のカール12世の
在位は1697年～1718年
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