" セーラー服と機関銃 "
監督 相米慎二
原作 赤川次郎
出演 薬師丸ひろ子
風祭ゆき
酒井敏也
三國連太郎
柄本明
渡瀬恒彦
あらすじ、ネタバレ御免
夏の雨の日
田舎の一軒家で老人が最期を迎える
老人は暴力団関東メダカ組の組長
今際の際に組員渡瀬に言い残したのは
跡目は甥に
*
火葬場で煙突の煙を眺める高校生ひろ子
ひろ子のパパの葬式
ママは死んで親類縁者は1人もなし
謹んで合唱
***
お骨を抱えてマンションに帰る
ドアの前で待つ若い女性ゆき
パパを呼び捨てにする間柄、らしい
パパの手紙持参
私は商社員として海外旅行する
万一の場合には娘と一緒に暮らして欲しい
*
ひろ子の高校に
暴力団メダカ組現る
ひろ子をお迎えに来た
連れて行かれたのは
きったない事務所
ひろ子は四代目組長
先代の遺言では
父が四代目になるはずだったが
それが駄目なら直系に継がせろ
組員は4人ぽっきり
新組長に乾杯
*
ひろ子は退学
新宿署の柄本刑事が来る
亡くなったお父さんのことでちょっと
ひろ子の父は海外からの帰り空港で死んだ
殺された可能性がある
麻薬密輸に絡んでいた
*
ひろ子の部屋が荒らされ
組員が2人殺される
*
麻薬界の大物三國
彼がひろ子の父にヘロイン密輸させた
そのヘロインが見つからない
三國はメダカ組が猫ばばしたと疑う
*
柄本刑事は三國の手下
ゆきは三國の娘
ゆきは父な反発していたが
ヘロインは自分が隠したと告白
*
メダカ組と縄張り争いをしている組が
ヘロインを横取り
ひろ子はセーラー服に着替えて殴り込み
機関銃を乱射
快・感
で
メダカ組は潰れる
めでたし、めでたし
薬師丸ひろ子が1978年に14歳でデビューした時
僕は高校2年17歳、どんピシャ世代
もちろん映画館に足を運んだ
この映画が公開された時は
薬師丸ひろ子が17歳で
僕は大学生20歳
当然、映画館へ見に行った
でも
半年後に公開された完璧版は見てないと思う
同じ映画を2度見るほどのファンではなかった
主題歌のEPレコードは買った
♪さよならは別れの言葉じゃなくて~
♪再び会うまでの遠い約束~
(後にUAもカバーした)
当時大学生だから
さよならと別れた同級生は
約束もしないのに次の日会ってた
この曲がカラオケの十八番だった仕事仲間は
奥さんが玉川大で薬師丸ひろ子と同期だったらしい
癌で死んじゃったので
約束も何もあったもんじゃない
35年振りにDVDで見て
ほとんど頭に残ってなかった
覚えていたのは
「 快・感 」のシーンくらい
組員役酒井敏也の髪の毛が
まだふさふさしている
高校を退学になったのに
なぜセーラー服を着てる?
歩道橋からハーモニカを投げると危ないよ
僕は小学生の時
歩道橋から投げた石がトラックに命中して
担任から怒られた
あらためて見ると
そんなに面白くない
112分で良かったんじゃないか?
生まれて初めてのキスを
死体にあげてしまいました
ああ、快感は
死と隣り合わせ
私、愚かな女になりそうです 。
1981年 日本映画 112分初回公開時) 131分(完璧版)
愛した男たちが輝きに変わるなら
愛した(一方的に)AV嬢たちも輝きに変わるか
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