監督 金子修介
樋口真嗣
出演 永島敏行
水野美紀
吹越満
藤谷文子
川津祐介
坂野友香
NASA
でっかい星間物質を観測
48時間後に地球落下を予測
避難は間に合わない
パニックを恐れ落下しないと発表
*
札幌市郊外
流星雨を観測する子供たち
引率するのは
札幌市青少年科学館天文指導員の美紀
大きな隕石が上空を通過
近くに落ちる
***
自衛隊出動
隕石の落下地点は支笏湖の南西約１km
恵庭岳山腹
***
大宮陸上自衛隊化学学校配属の永島二等陸佐も
落下地点に到着
落下物は見つからず
クレーターには
着地の瞬間に制動がかかった形跡あり
*
札幌市青少年科学館
ネット接続に障害あり
美紀はNTTエンジニア吹越に来てもらう
原因は解明できず
市の南部一帯にも異常あり
支笏湖上空に緑のオーロラ出現
*
３日目
長崎県警の方は１年前に怖い目に遭って
警備員に転職、キリンビール工場勤務
深夜に警報
巨大ガニを目撃
*
４日目
NTT北海道
ネットオペレーションセンター
あっちこっちで光ファバーの異常が報告される
破損というより消失
原因不明
恵庭の方から徐々に滝野、常盤、石山へ
*
キリンビール工場襲撃事件を調べる永島
美紀に協力を依頼
工場ではガラスビンだけがなくなった
*
５日目
札幌市営地下鉄真駒内行き始発
大通駅を発車後
巨大ガニに襲われる
永島二等陸佐、地下鉄構内を調査
巨大ガニがうようよ無数
すすき野駅前に巨大草出現
やがて大きな花が咲く
*
三陸沖
海中よりくるくる回るガメラ飛び出す
札幌狸小路に着陸
巨大草を引き焼く
地中から這い出る無数の巨大ガニ
( 自衛隊がレギオンと命名 )
ガメラに襲いかかる
ガメラ、飛び去る
さらに
地中から超巨大ガニが飛び出る
空中を本州に向かって移動
自衛隊が追撃
ガメラは石狩湾に墜落
*
その頃
勾玉少女文子は仙台駅
友人友香とスキーに蔵王へ行く途中
*
永島と美紀と吹越がレギオンを分析
体はシリコンで出来てる
ケイ素が必須、だからガラスを食べる
レギオンは電波で会話する
だから違う電波を出す物を敵とみなす
今後は
電波の多い所に向かうに違いない
仙台を経て東京だぁ
*
仙台市街に無数の巨大ガニ出現
仙台駅前に巨大草出現
やがて大きな花が咲く
松島湾にガメラ出現
*
仙台市内
陸上自衛隊霞目駐屯地
友香はスキーで骨折
勾玉少女文子と避難の途中
地中から超巨大ガニ出現
ガメラ飛来、交戦
超巨大ガニ地下に退散
ガメラ直立歩行で仙台駅へ
大きな花大爆発、仙台消滅
ガメラ重態、昏睡
*
次は絶対東京に来るぞ
東京は仙台の二の舞にさせないぞ
*
16:07
東京より北北西100km地点東村
地下17mに全長100mの超巨大ガニ確認
17:51
足利市松田付近
地中から超巨大ガニ登場
自衛隊歯が立たず
多々良川まで後退
18:05
超巨大ガニ、巨大ガニを撒き散らしながら
自衛隊第一次防衛線を突破
その頃
仙台のガメラ復活
足利市に飛来
21:26
超巨大ガニ
栃木群馬県境の第二次防衛線突破
00:34
群馬埼玉県境の最終防衛線突破・・・
レギオンは
"マルコによる福音書"に登場する
悪霊の名前
イエスが出会った
墓に住む人に取り憑いていたが
イエスに諭され
豚に乗り移り溺死した
平自衛隊員が道端で
新約聖書の一節を呟いたら
いつの間にかその名が異星生物の
正式名称になってた
シリコンは
ケイ素の英語
日本で一般的に言うシリコンは
シリコーンの高分子樹脂
映画で行っているのは多分
シリコーン
低分子シラン類を含む有機ケイ素化合物
シランはケイ素の水素化物
製造過程で加水分解により水素を抽出
結果、余った酸素が放出される
逆に
シリコーンを分解しても酸素は出ない
アメリカ映画だと
政府が国中から科学者を集めて
極秘対策チームを作るけど
この映画は
たまたま出会った３人
自宅の２階で
酒を飲みながら対策を練る
それが政府の対応の上をゆく
１年前に類似の大災害があったのに
日本政府の危機管理体制はどうなってる？
１年前に活躍した生物学者の中山忍は
なぜ出て来ない？
完全消滅した仙台の爆心地に
なぜ子供が大勢いる？
瓦礫をかき分けて来た？
第１発見者のNASAは
隕石がよその国に落ちたら
その後は無視か？
自衛隊って
東京死守が目的で
通過地点の地方都市は見捨てるのか？
散々殴り合って
最後はスぺシューム光線一発で仕留める
昔ながらのウルトラマン方式の結末
1996年 日本映画 100分
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