「 ホワイトアウト 」 | 0・・映画toほげほげ

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♪ ほげほげたらたらほげたらポン ほげほげたらたらほげたらピー ♪
★映画のほげほげ等、気まぐれ備忘録★

  " WHITEOUT "


監督 ドミニク・セナ
出演 ケイト・ベッキンセイル
    ガブリエル・マクト
    コロンバス・ショート
    アレックス・オローリン
    トム・スケリット


 南半球 冬 1957

オーロラの下を飛ぶロシアの貨物機
副操縦師は計画通り
貨物室に乗せた警備員の殺害に向かうが
反撃を受け銃撃戦
機体は損傷
貨物機は氷原に不時着

 *

ケイトを乗せた飛行機は
アムゼン・スッコットU.S.南極観測基地脇に着陸
 南緯90°、東経0° 標高2.800m // 気温: -50°C

 夏の基地人口は200人余
  ( 夏とは言っても最高気温-20° )

 クルーの半数は冬が来る前2月中旬に帰国する
 残った冬季滞在クルーは10月末まで孤立生活を送る


 南極点での太陽は
 春分(3月20日頃)に2日かけて
 氷平線を2周しながら沈む
 その後
 秋分(9月23日頃)まで半年間昇らないらない
 真冬の最低気温は-80°になる

 地表は厚さ2.7kmの氷に覆われ
 起伏はあまりない

 最大の脅威は"ホワイトアウト"
 時速160kmの暴風が氷を吹き飛ばす
 雪が舞い上がり目の前が見えなくなる
 方向感覚を完全に失う


さて
最終便が出るのは72時間後
 ( 計算が弱い人のために3日後 )


ケイトは米国連邦保安官
最終便で帰る予定
基地内の彼女の部屋で旅の汗を流す
ケイト・ベッキンセイル

彼女と気が合う基地在住スケリット医師も
最終便で帰る予定
孫も生まれてそろそろ辞め時


だけど
パイロットが雪原で死体らしきものを発見

ケイトはスケリット医師と
ショート元空軍パイロットの飛行機で
発見地点に向かう


確かに人の死体
顔の損壊が激しい
氷壁からの落下か?
身分証から顔見知り地質学者Wと判明
凍結状態から死んだのは24時間以内
でも
こんな所で何をしてた?


死体を持ち帰り検死
足には最近の応急処置的縫合あり
死因はピッケルらしきにより胸を刺されて

殺人の可能性濃厚


彼は科学者Rと科学者Mと
デルタ11地質調査キャンプで
 南緯84°、東経67°
 アムゼン・スッコット基地からの距離、670km
隕石の調査をしていた
でも
キャンプと死体発見場所は
かなりの距離がある


そしてケイトは
科学者Mから呼びだされる
場所はボストーク・ロシア基地
 南緯78°28'、東経106°48' // 気温: -65°C
 アムゼン・スッコット基地からの距離、1,300km


ショート操縦師とロシア基地へ
その時すでに科学者Mは殺されており
ケイトも全身防寒服マスクの男に命を狙われる

なんとか難を逃れたケイト

そして
国連捜査官マクトが現れる
彼は何かを隠している?


その頃
南極点には嵐が接近中・・・



   ケイト・ベッキンセイル



   寒い寒い南極を舞台にした
   ミステリー・アクション


   一般的に評判が悪い


   真犯人を探すミステリー仕立てだが
   場所が南極基地で
   登場人物が少ないので
   悩みようがない

   犯罪も
   緻密な計画があるわけでもなく
   大きな陰謀が絡むわけでもなく
   謎が解かれても肩すかし


   ホワイトアウトとは言っても
   大氷原でホワイトアウトに遭遇するわけでもなく
   吹雪の中をちょこっと基地すら出るだけなので
   信州のスキー場で猛吹雪に遭遇したのと大差ない



    -60°の猛吹雪なら
    顔もマスクで覆わなきゃ
    凍傷になるんじゃないか?

    ヒゲなんかすぐに
    真っ白に凍り付くはずだけど


    あれだけ大きな低気圧が近づいていたら
    飛行機の出発は
    延期になるんじゃないかな?


    スタッフ0の基地に
    半年も3人だけで暮らせる?

    普通臨時便を出すでしょ?


    南極点では日が昇る時
    氷平線から垂直には昇らない
    地を這うよに回りながら昇る

    せめてそのシーンだけでも映して欲しかった


    いい加減な映画


 ケイト・ベッキンセイル


2009年 アメリカ/フランス映画 101分 制作費3,500万ドル



   南極



   地図は一般的に北を上に書くが
   南極は360°北なので
   経度0°を上にして書く


   磁石が指す南・磁南極は
   地軸と約26°のずれがあり
   南極大陸を外れインド洋上にあり
   10km/年の速さで北へ移動している

   このままの速さで移動し続けると
   800年弱で磁南極は赤道に到達する