監督 原田眞人
原作 坂東眞砂子
出演 天海祐希
渡部篤郎
山路和弘
原田遊人
街田しおん
渡瀬美遊
矢島健一
高知の田舎家で
紙を漉く祐希
バイクで旅する篤郎
田舎家に
一陣の突風
和弘が浮気をしてると
泣き込んで来るしおん
和弘はネットビジネスにも失敗
むっつり恐い和弘も来る
坊之宮本家当主、神主
九百年目の先祖祭の準備で気が立ってる
篤郎は中学の新任教師
バイクがガス欠で
村人遊人の車に乗せてもらう
坊之宮分家の健一
祭の準備が忙しい
篤郎は遊人と車を降り
山道歩く
目眩
I、尾峰 THE VILLAGE
祐希の家で意識を取り戻す篤郎
遊人は製紙工場の若社長
祐希の和紙も販売
祐希は健一の妹
未だ独身
健一家族と同居
健一の娘美遊
旧家のしきたりに辟易
その夜は変な夜で
家中の者が悪夢にうなされる
篤郎は書道の先生
遊人から祐希の和紙を購入
美遊も同じ中学の先生
遊人とは幼馴染み
II、七草 THE SEVEN HERBS
祐希は狗神筋の女
美遊も狗神筋の女
坊之宮の恨みを買うと狗神に食いつかれる
何百年もそう言われている
III、谷神 EARTH MOTHER
やがて
祐希は篤郎と愛し合うようになり
村に不吉なことが起り始める・・・
ホラーに分類されるが
"犬神家の一族"より恐くない
呪われた血の物語は
もっと、どろどろと
暗くなくてはいけない
"呪われた"ってのも
噂だけらしいし
一般的に
山村の閉鎖的な村で
呪神を祀る家系は
忌み嫌われながらも
恐れ崇められる
この映画なら
村人から狙われるのは
その家系の祐希ではなく
彼女を村から連れ出そうとした
篤郎であるのが普通
2001年 日本映画 105分
ブルーリボン賞 主演女優賞受賞
映画で引用されていた一節
谷神は死せず、是れを玄牝と言う。
玄牝の門、是れを天地の根と言う。
綿綿として存するが如し。
これ用うれども尽きず。
老子 第六章
神秘の永遠性を
自然と女性と水に喩えている
映画では
老子の心は伝わらないが
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