監督 ジェームズ・マンゴールド
原作 スザンナ・ケイセン
音楽 マイケル・ダナ
出演 ウィノナ・ライダー
アンジェリーナ・ジョリー
クレア・デュヴァル
ブリタニー・マーフィ
ウーピー・ゴールドバーグ
夢と現実が混乱して
現実と実感がズレて
それは'60年代のせい
スザンナ・ケイセン
1948年生れ
1967年
スザンナは
病院に担ぎ込まれる
アスピリンと酒の飲み過ぎ
手には骨がなくなって
同じ場所に居続けるのが
時々つらくなる
引力は消え
時間は乱れ
さかのぼったり進んだり
ごちゃごちゃで制御不能
ケンブリッジ高校を卒業したばかりのスザンナは
両親の希望により
精神科専門マクリーン病院へ送られる
実質は親の強制
表向きは自分の意志
同意書にサイン
スザンナは女性病棟に入院
担当看護婦はウーピー
一見正常に見える
同室のクレア、内気
みんなが恐れる暴れ者
病棟のリーダー格アンジェリーナ
チキンと下剤しか食べないブリタニー・・・
スザンナは
境界性パーソナリティ障害として
18ヶ月入院した
1993年に出版された本人の手記を基に
同じ病名で20才の時入院した
ウィノナ・ライダーが映画化
少女時代、自殺傾向に悩まされた
アンジェリーナ・ジョリー
助演女優賞を受賞
彼女の出世作
女性版
「 カッコーの巣の上で 」
と、言われる作品
原作は読んでいないが
原作には明確なストーリーはなく
映画はかなり脚色されている・・・らしい
キーワードはambivalence？
感情の両極性？
自分は正常か、異常か
自分の異常性をどうするか
何が異常か、それは異常か
なぜ
ためらい傷ばかり作る？
せっかく経験を基にした映画なのに
境界性パーソナリティ障害について
全然分からない
正常、異常、健康
その違いが全然分からない
本人も分からないらしい
健康だと言われ
世の中に送り返された
最後の診断は
治癒した境界線
1999年 アメリカ映画 127分 製作費4,000万ドル
アカデミー賞 助演女優賞受賞
ゴールデン・グローブ 助演女優賞受賞
放送映画批評家協会賞 助演女優賞受賞