監督 阪本順治
原作 赤井英和
出演 赤井英和
相楽晴子
麿赤児
原田芳雄
輪島功一
子供の頃から喧嘩が強かった赤井は
ボクサーになるのが夢で
「勝負せい」が口癖だった
プロになった赤井は
12連続KO勝ちの快挙を成し遂げ
「浪速のロッキー」と人気を呼んだ
世界タイトルを目指す赤井だったが
その前哨線として行なった1985年の試合でKO負け
意識不明に陥る
病院に運ばれた赤井は
急性硬膜下出血、脳挫傷と診断され開頭手術を受ける
赤井は奇跡的に回復するが
医者からボクシングを禁止される
赤井はノックアウトも覚えていない
ボクシングが諦められない
ボクシングを忘れろ、と説教する
所属ジムの会長の男勝りの娘
幼馴染み晴子を殴り飛ばす
赤井は所属ジムを捨て
主力選手も引き抜いて
自分のジムを開設する
攻めるボクシングにこだわる赤井
雇ったコーチと方針が合わず
かと言って赤井に教える力量はなく
結局、赤井にできるのは
自分がリングで戦うことだけ・・・
赤井英和自身の自伝を基にして作られた
ただし赤井は選手復帰していない
どつきあう事しか
生きる術を知らない男の生き様
低予算で作られた
坂本順治の監督デビュー作品
1989年 日本映画 110分
ブルーリボン賞 作品賞受賞