監督 今村昌平
原作 深沢七郎
出演 緒形拳
坂本スミ子
左とん平
あき竹城
倍賞美津子
雪深い山間の村
緒形家の長男拳45才、子供が3人
母スミ子は69才
28本の歯も丈夫な働き者
次男とん平、汚い臭い
雪が解けて春が来て
田んぼに水子を捨てられて
とん平怒る
嫁は3人目を産んだ後 まもなく死亡
拳の父は30年前
村の決まり母70才を山へ捨てる年
姿を消した
拳の長男は順子といい仲
拳の意志に関係なく
後添え竹城37才が来る
ちょっと不細工だけど気だてのいい働き者
スミ子は一安心
健康の元の歯を臼にぶつけて叩き割る
スミ子を山に捨てる日は
もう間近・・・
一つの寒村に根付いた
ごつごつとした生を描く
生きるということ
死ぬということ
共同体としての村の仕来り
生き残る術
口減らし
新しい命が生れ
古い命が死ぬ
弱いものは死に
強いものを生かす
命の循環
命の連鎖
生の先の
その向こうには
必ず終わりが潜んでる
1983年 日本映画 130分
カンヌ国際映画祭 パルム・ドール受賞
ブルーリボン賞 主演男優賞受賞
モデルになったのは信州姨捨山
平安時代から棄老伝説がある
中腹にJR篠ノ井線の姨捨駅があり
長野自動車道の姨捨SAがある
田毎の月が有名で
「お月見ポイント」全国一位に選ばれた名勝地
ロケ地は信州北安曇郡小谷村