「 チャイナ・シンドローム 」 | 0・・映画toほげほげ

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♪ ほげほげたらたらほげたらポン ほげほげたらたらほげたらピー ♪
★映画のほげほげ等、気まぐれ備忘録★

  " THE CHINA SYNDROME "


監督 ジェームズ・ブリッジス
製作 マイケル・ダグラス
出演 ジェーン・フォンダ
   ジャック・レモン
   マイケル・ダグラス
    ウィルフォード・ブリムリー


ジェーンは地方テレビ局のレポター
局の指示なら何でもどこでも

この日の取材は
原子力発電所の取材
カメラマンはダグラス

12年間の建設期間を経て
4年前に操業
まもなく2号機の建設許可が降りる予定

広報担当から
原子力発電の原理の説明を受けて
$0・・映画toほげほげ-原発
タービン室を見て

撮影禁止の制御室を
防弾ガラス越しに見学
技士の最古参はブリムリー

その時
小規模な地震発生

ダグラスはこっそりカメラを回す

発電機停止
炉心も停止
タービン停止
格納庫に放射能 レベル8

よくある事
制御室長レモンは冷静に対処の指示を出す
その時もう一度微かな震動を感じる

水位記録計が炉内の水位上昇を示す
第一補助作動中
水位はリミットぎりぎり
これは今までに無かった事
レモンはマニュアルを無視し放水を指示
しかし水位は下がらない

別の水位計で水位の異常低下を
若い職員が発見
相反する水位を示す二つの計器

水位記録計の針が
地震で故障していた事にレモンは気づく

炉心露出の危機
緊急事態
レモンは注水を指示
そして
全員の安全地帯への避難を指示

広報担当は安全を主張

補助注水、水位は下がり続ける
低圧注水装置は働かない
水位はレッドゾーン寸前
低圧注水装置が作動
緩やかに水位が上昇する

ジェーンとダグラスは
特ダネが撮れたと大喜び

摩天楼の最上階に集まる投資家
速やかな原発再開と
2号機の建設を確認

テレビ局の会議室
 原子力発電所は安全である
 従って法の保護下におく
 許可なき撮影は重罪とする
テレビ局の上司はダグラスに
テープ没収を言い渡す

納得のいかないダグラス
保管室からテープを盗み出す
ジェーンは取り返すよう命令される

原子力規制委員会の
聞き取り調査を受けるレモン、ブリムリー他

原子力規制委員会は
事故ではなく
発電回路の故障と結論を出し
原発の再開を許可

納得のいかないレモンは独自に点検
ポンプの一つに放射能を帯びた水漏れを発見する

レモンはポンプの分解点検を主張
再開の遅れを懸念した所長は
応急処置を指示

新原発の公聴会
ジェーンは反原発デモを取材
ダグラスを見つける
彼はフィルムを
物理学者と原子力技士に見せ意見を聞く
 あなた達が生きていたのは幸運だった
メルトダウン直前
チャイナ・シンドローム直前だったと指摘

メルトダウンは大げさに言えば
中国まで突き抜けるほどの危険性を持つ
もちろんこれはジョークだけど

ジェーンは真相を暴く決意

レモンは まだ納得できない
検査X線写真が同じ物の使い回しで
原子炉の溶接部に手抜きを発見
所長曰く
 毎回正直にやる業者はおらん
 午後には再開だ
 時間と経費を考えろ
 1日止めれば50万の損害だ

原発は操業を再開する

やっばり納得できないレモン
手抜き工事の証拠資料を持ち出し
ダグラスの助手に渡す
助手はそれを公聴会に車で運ぶ途中
何物かにより後ろから追突され
崖から落ちて重傷を負う・・・


   30年前も言ってることは今と一緒
   安全性に関しても
   30年間で全く進歩していない

   言い方を変えれば

   30年間
   安全を確保できなかった
   とっても珍しい産業


  原子力発電の安全性に疑問を抱いた
  ゼネラル・エレクトリックの社員3人が
  映画製作に協力した


  この映画の公開12日後
  1979年3月28日
  スリーマイル原子力発電所で
  大事故が発生した


   この映画の中のエピソードの
   モデルとなった事件

   1974年
   プルトニウム関連の"カー・マギー社"の
   社員"カレン・シルクウッド"が
   原子炉の燃料欠陥を発見
   関係資料を持ち出し
   "ニューヨーク・タイムズ"に届けようとしたが
   その途中の高速道路で後ろから追突され
   高速道路から飛び出し即死
   いつの間にか関係資料は一片残らず消えていた
   さらにこの事件に関係ある4人が謎の死を遂げた

 
 ジェーン・フォンダとマイケル・ダグラスは
 実生活で積極的に反原発運動に参加している
  

 $0・・映画toほげほげ-チャイナ・シンドローム


1979年 アメリカ映画 122分
 カンヌ国際映画祭 男優賞受賞