監督 ノーマン・ジュイソン
出演 ジェームズ・カーン
ジョン・ハウスマン
モード・アダムス
ラルフ・リチャードソン
民族や企業間での争いが
過去の出来事となった頃
高らかに鳴り響くバッハ
"トッカータとフーガ ニ短調"
200mの円形競技場で準備が整う
ここは
ローラーボール ワールド・チャンピオンの本拠地
ヒューストン競技場
ローラースケートとバイクで選手登場
チーム・ヒューストンのキャプテンは
今年の得点王カーン
今日の相手はチーム・マドリック
チーム編成は
スケーター7人、バイカー3人
約10cmの鉄球が投げ込まれ試合開始
選手はコースを左回りに走りながら
鉄球を約50cmのゴールに放り込めば得点
負傷者続出の肉弾戦
チーム・ヒューストンは順調に勝って
次は準決勝、対戦相手はチーム・東京
勝利を喜ぶオーナーだが
次の日カーンを会社に呼び
今期限りでの引退を勧告する
ゲームはルール改正で過激化
自分は何故、引退しなければならないのか
引退の真相を探るカーンは
管理社会・組織に疑問を持つ・・・
過激なゲームで話題になった映画
でも
試合のシーンより
日常生活のシーンの方が長い
主人公は何故、引退を迫られたか?
それはね
反則ばかりするのに人気があるから
教育上よくありません
と、単純な話ではないらしいが
近未来の社会情勢もオーナーの意図も
いま一つ伝わって来ない
消化不良でモヤモヤの残る映画
ローラーボールは
ローラーゲームと
似ているが、全く関係がない
1975年 アメリカ映画 125分
サターン賞 SF作品賞、主演男優賞受賞
ルールを無視したらゲームじゃない
はずだけど
まだ純粋な子供だった頃
サッカーのTV中継で
勝つ為には必要に応じて積極的に
ファウルブレーをしないと非難される
と、知ってショックを受けた