「 天井桟敷の人々 」 | 0・・映画toほげほげ

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♪ ほげほげたらたらほげたらポン ほげほげたらたらほげたらピー ♪
★映画のほげほげ等、気まぐれ備忘録★

  " LES ENFANTS DU PARADIS "
     ( 楽園の子供たち)


監督 マルセル・カルネ
出演 アルレッティ
   ジャン=ルイ・バロー
   ピエール・ブラッスール
   マリア・カザレス
   ピエール・ルノワール


第1部 犯罪大通り

1840年代
大勢の人でごった返すパリの繁華街
通称犯罪大通り

何組もの大道芸人たち
その中の一人 入浴姿が売りのガランス
ガランスは街のマドンナ

新参者の女好きな役者志望
ルメートルはガランスに一目惚れ

街の代書屋にして こそ泥の元締め
街で顔を利かせる無頼漢
ラスネールもガランスに ほの字

犯罪大通りに面して建つ大衆劇場

その大衆劇場のパントマイム役者バチスト
通りでガランスが泥棒に間違えられた時
バチストが見たままをパントマイムで表現
彼女の疑いを晴らす
バチストもガランスに ほの字

大衆劇場の座長の娘ナタリーは
バチストに ほの字

その大衆劇場は天井桟敷まで すずなり
座長の生き甲斐は天井桟敷の人々の笑い声

喧嘩で団員が辞め人手不足になり
ルメトールが出演

色々あってガランスも
その大衆劇場に出演するようになる・・・


第二部 白い男

5年後
バチスト、ルメートル、ナタリーのその後は・・・
ラスネールの企みにより
いざこざに巻き込まれたガランスは・・・


  邦題は原題とは関係なく
  映画の中のセリフから

   天井桟敷の人々は
   貧乏だが大きな夢を持っている


 劇場に来る観客が主役ではない
  だから天井桟敷の人は映画とあまり関係がない
 劇団員が主役の恋の物語り


   戦時中 
   ドイツの統治下のフランスで
   こつこつと作られ
   終戦の年に公開された

   フランスの心と賞賛され
   フランス映画史に残る古典
   時の摩耗にも耐え
   フランス人にとっての永遠の一作


   美しいと評判のガランスが
   僕には唯のおばさんに見える

   この時
   ガランス役のアルレッティは46才
   バチスト役のバローが34才
   実年齢の差よりも年齢差を感じる

    未練たらしいバチスタよ
    若い奥さんで満足しなさい
   

  近代ピエロの定型となった
  劇中劇のパントマイムが素敵
  既にムーンウォークをしてる


 $0・・映画toほげほげ-天井桟敷の人々


 1945年 フランス映画 190分 白黒
  ヴェネチア国際映画祭 特別賞受賞



    バローは1946年劇団を立ち上げる
    パントマイムの神様マルセル・マルソー
    その劇団員だった