" THE BRIDGE ON THE RIVER KWAI "
監督 デヴィッド・リーン
脚本 マイケル・ウィルソン
カール・フォアマン
撮影 ジャック・ヒルデヤード
編集 ピーター・テイラー
音楽 マルコム・アーノルド
出演 アレック・ギネス
早川雪洲
ウィリアム・ホールデン
ジャック・ホーキンス
ジェームズ・ドナルド
1943年
タイとビルマの国境付近のジャングル地帯
米軍兵が収容されている
日本軍管轄の第十六捕虜収容所
シアーズは墓堀係
賄賂を使うなどして適当にさぼる
収容所のそばを走る鉄道は
近くバンコクとラングーンを結ぶ
クワイ川にかける橋の建設のため
英人捕虜3~4百人が送られてくる
クワイ河マーチの口笛を吹きながら
建築期限は5月12日
所長である斉藤大佐は
全員の労働を命令するが
英軍隊長のニコルソン大佐は
ジュネーブ協定に反すると
将校9人の労働を拒否
規則が何だ
それは卑怯者の掟だ
武士道の掟も知らんくせに
これは戦争だ
彼らは営倉に監禁される
その夜
シアーズら3人が脱走
2人は射殺されるが
シアーズは川に飛び込み一命を取り留める
2月15日
橋の工事は予定より大幅に遅れている
現場監督の指揮は稚拙であり
英人捕虜は適当になまける
斉藤大佐はニコルソン大佐に
労働に従事するように命令
さもなくば病院の患者にも労働させると脅すが
ニコルソン大佐は頑に労働を拒否する・・・
ニコルソンは捕虜のくせに生意気だ
斉藤大佐は工事が間に合わないと切腹だから
必死です、よく我慢してます
ニコルソンは規則が大好きで
軍律遵守が心情
斉藤が規則を守らなければ働かないけど
斉藤が規則を守るなら
捕虜の労働は義務とめちゃめちゃ張り切ります
シアーズは戦争にうんざり
何とか理由をつけてさぼろうとするが
そうは問屋が降ろさない
日本軍を敵として悪く描いた映画ではない
少々間抜けに描かれてはいるが
この映画に敵はいない
それぞれが戦争の中て任務を遂行しただけ
戦争が人を狂わしたのではなく
もともと人のする事が狂ってる
斉藤が工事の遅れを気にして
恐い顔してカレンダーを睨んでる
一枚めくる毎に
ブロンズの女性が一枚づつ服を脱ぐ
斉藤はどこでこのカレンダーを調達したんだろう
1957年 イギリス軍 161分
アカデミー賞 作品賞、監督賞、脚色賞、主演男優賞、撮影賞
作曲賞、編集賞受賞
NY批評家協会賞 作品賞、監督賞、男優賞受賞
ゴールデン・グローブ 作品賞、監督賞、男優賞受賞
脚本を書いた二人は
"非米活動委員会"のブラック・リストに載っていたため
アカデミー賞の候補にあがるが
"受賞の資格なし"とされた
彼らの名誉が回復され脚本賞を受け取ったのは
1985年で二人が死んだ後だった