「 イングロリアス・バスターズ 」 | 0・・映画toほげほげ

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★映画のほげほげ等、気まぐれ備忘録★

  " INGLOURIOUS BASTERDS "


  題名は意識的にスペルを間違えている
  inglorious = 1 恥ずべき、不名誉な
         2 名もない、無名な


監督 クエンティン・タランティーノ
出演 ブラット・ピット
   クリストフ・ヴァルツ
   メラニー・ロラン
   ダイアン・クルーガー
   ダニエル・ブリュール


   第1章
 その昔・・・
 ナチ占領下のフランスで
   1941年

ユダヤ人の少女メラニーは
フランスの田舎に家族と隠れていたが
「ユダヤ・ハンター」の異名を持つSSのヴァルツ大佐に発見され
家族は虐殺、ただ一人逃げ延びる

   第2章
 恥知らずの暴れん坊たち

アメリカ軍ブラビ中尉以下8名の特殊部隊
任務は
フランスに侵入しナチを残虐に殺し
ナチに恐怖を与える事
彼らはナチを殺し頭の皮を剥いだ

作戦は成功、ヒットラーは彼らを恐れ怒った

   第3章
 パリにおける"ドイツの宵"
   1944年6月

生き残ったメラニーはパリで映画館を経営
ドイツ軍の軍人に恋される
彼は彼をモデルにした映画も作らるほどの英雄
映画の題名は「国家の誇り」
でも彼女のSSへの憎しみは消えていない

   第4章
 プレミア作戦

ドイツ軍がパリで"ドイツの宵"と称し
「国家の誇り」のプレミア上映を予定
そこにはSSとゲシュタポの高官が多く顔をそろえる
イギリス軍はその機に映画館爆破を計画する・・・



 落ちついてじっくり見せるかと思いきや
 やっぱりタランティーノ、なんとなく劇画調

 自分の映画スタイルを持ってるってのは強みだね
 キル・ビルにはついて行けなかったけど
 これはいける

 タランティーノは古い映画が好きなんだな
 音楽の雰囲気も古い
 古くても悪くない
 マカロニウエスタンぽい音楽と思っていたら
  荒野の1ドル銀貨 !!
  デヴィッド・ボウイのキャット・ピープルのテーマも

 妙にリアルな所もあって
 殺人場面の描写は残酷
 なんせ彼らの目的がナチを残酷に殺すことだから
 それをそのまま忠実に映像化するとどうなるか
 でも彼らは主役と言うより映画の一部ですが

 まぁタランティーノは好き放題ですよ
 いろいろと掟やぶり
 メッセージ性は0
 史実は無視
 娯楽映画にそんな物いらねぇんだよと、開き直ってますね

 劇中劇の「国家の誇り」は
 プライベート・ライアンのパロディーにも見える
 映画なんていくら真面目に作っても嘘でしょ
 とこちらも開き直った感じ
 その態度はフェリーニも似て清々しい

 久々に大人の為の娯楽活劇を見たって感じ

 皆に薦めるわけじゃないけど
 ブラックコメディーの好きな人は楽しめるね


2009年 アメリカ映画 153分
 アカデミー賞 助演男優賞受賞
 カンヌ国際映画祭 男優賞受賞
 全米批評家協会賞 助演男優賞受賞
 NY批評家協会賞 助演男優賞受賞
 LA批評家協会賞 助演男優賞受賞
 ゴールデン・グローブ 助演男優賞受賞



  原題では、わざわざスペルまで間違えてるんだから
  邦題は
  イングロリアス じゃなくて
  イングロウリアス にしなきゃ駄目じゃん

  逆に間違えてるから、わざと
  イングロリアス なのか ??