コーポレートガバナンスの見直し | 群馬の税理士・社会保険労務士の開業奮闘記

群馬の税理士・社会保険労務士の開業奮闘記

群馬県で税理士・社会保険労務士の独立開業を目指しています。開業までの間、税金や社会保険・その他経営に関することについて書いていきます。

オリンパスの巨額損失隠しについて、先日の記者会見で、現代表取締役を含む6人の取締役が退任し、新しい取締役は半数以上が外部取締役の起用になるそうです。


本来の取締役は、取締役の中から選任された代表取締役の監視を行うのも職務の一つ。


こういった企業経営の社会性や政治性を確保することを「コーポレートガバナンス」(企業統治)といいます。


言いかえると、経営者が適正にマネジメントを行っているかどうかをチェックする制度、と言うところです。


アメリカなどでは、こういった機能が整備されているため、社外取締役が大半を占める会社は当たり前にあります。


経営者も統治機能が行き届いているため、株主利益を重視した本来の企業経営が行われています。


日本の場合は、年功序列の行きつく先に取締役などのポストがあるため、社内取締役が大多数を占め、本来の有るべき機能が生かされていないのは事実だと思います。


数年前のカ○ボウの粉飾決算から、ちょくちょくこのようなニュースを目にしますが、ここらへんで日本企業の経営者側の有り方も変わってくるのでは?と思います。