確定拠出年金の改定 | 群馬の税理士・社会保険労務士の開業奮闘記

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確定拠出年金法の改正がいよいよ年明けから始まります。


今まで、企業型として、会社が全額掛け金を掛けていたタイプでは、従業員が会社が書けた掛け金に上乗せして掛けられる、「マッチング型」なるものが導入されるそうです。


確定拠出企業年金は、掛け金の支払い額が文字通り確定しており、自己の責任において拠出金を運用し、運用益を将来の年金原資に充てるという制度です。


もともとは、アメリカの401Kという制度を日本版にアレンジしたもので、「日本版401K」と言われています。


導入当時は、それなりに脚光を浴びた感じがしましたが、リーマンショックや東日本大震災で低迷する日本経済の中においては、運用益による増収も難しいような気がします。


米国では、「良い弁護士・良い医者・良いファイナンシャルプランナー」と言うくらい、ライフプランの設計と、それに伴う投資知識等について、身近で、かつ重要な要素と位置付けられていますが、投資に不慣れな日本人ではさらに難しいような気がします。


自分自身、こういう制度の会社よりは、もっと安定した退職金や年金原資となる制度を活用していてくれるほうが、良いと思います。


これから先、ますます不安定になる中で、自分の身は自分で守る。老後も当然自分で守るような時代がそう遠くないうちに来るのではないでしょうか。