2017年制作の時代劇。

内容はタイトルのまんまで、主役は石田三成役の岡田准一と徳川家康役の役所広司。

 

まず、ちゃんと作られている。

安っぽさはほぼほぼ無い。

岡田准一も、スーパーアクションなどはなく、リアル寄りな時代劇演技となっている。

 

特に、秀吉役の滝藤賢一の演技は凄まじく、死に際あたりの老衰状態は目を見張るものがある。

 

ただ・・・リアルさを求めすぎた結果か、ちまたの批評通りに「台詞が聞き取れない」という箇所は多い。

秀吉に至っては「ほぼ全滅」と言っても過言ではない。

 

家康らしくはない・・・という意見もある役所広司も、なんとなくその批判は分かる。

自分も、もう少し好々爺としたイメージが欲しかった感はある。

 

石田三成と家康は少し極端に描かれすぎており、石田が堅物の正義漢で、家康が悪だぬき。

確かに、家康はそういう意味では秀吉と差別化がされていないとも言えるし、「越後屋」感が強い。

 

一番気になったのは有村架純演じる伊賀者で、作中のヒロインでもあるのだけれど・・・

これ、いる?

 

作中で唯一安っぽかったのがこの伊賀者の存在で、なぜ安易なラブを入れたのかが分からない。

 

有村架純自身も、他の作品に輪をかけてふっくらパンパンな顔をしているので、戦国の背景や伊賀者のキャラなどが一人だけ崩壊している。

 

そこらを気にしなければ、冒頭に述べたようにしっかりと作られた作品ではあるので、ちゃんと観れる。

個人的には、台詞や家康のキャラなどは然程気にならなかった。

スキップをせずに映画を見たのは久々だ。

 

ただ、二度はいいかな・・・というのが正直な所だ。

 

しかし・・・これも9年前の作品なのか。

 

二十代だと、「昔の作品」という括りになるのだろうけれど、五十になると「最近」という印象になる。

老いは恐ろしい。