知らない人が多いと思うが、2024年に介護療養型医療施設が廃止となり、介護医療院と医療療養型病院に分かれる事になった。
そもそも、一般的に呼ばれる「病院」と元々の介護療養型医療施設の違いも周知が薄いように思える。
かく言う自分も、老父母の介護という状況になるまでまったく理解が無かった。
語弊があっても簡単に述べるのなら、診察であったりガンや大怪我のような高度な治療を目的とするのが一般的な病院で・・・
継続的な治療行為や介護と呼ばれる行いが必要となっている人が入院するのが介護療養型医療施設だった。
ただ、介護療養型医療施設の入院条件が広範すぎた為、入院条件を分けて出来たのが介護医療院と医療療養型病院なのだけれど・・・
分けたばかりなので、諸々とおかしな点も多く、入院条件が両者の間という微妙な患者の場合、転院の繰り返しを余儀なくされるという状況に陥る。
これは、病院側の悪意などという話ではなく、むしろ、条件を正確に守ろうとしている病院ほどそういった状況に陥る。
うちの老父がまさしくそういった状態で、現状、非常に頭を抱える事態になっている。
老父のような人間は多いはずなので、いずれは社会問題として報道されそうだが・・・