夏休みのある日。

 

部屋を整理していたら、グシャグシャになったプリントが見つかった。

 

広げてみると、娘が中学受験塾に通っていた時のプリントだった・・・。

 

 

小6の公民プリント。

 

2/12=12問中2問のみ正解

 

バツばかり。。。

 

三権分立についてなかなか覚えられなくて、、、

このあとで、暗記カードを作って一緒に勉強したことを思い出したのだが、

 

先生のコメントが面白い。

 

う~ん、、、ちょっと努力が足りないのでは?

 

しかも、困った顔(+ への字口)つき。

 

娘に聞いてみると、

 

社会の先生、忍者ハットリくんが好きで、

授業中に歌ってくれたことがあったらしい。

 

山をとび 谷をこえ ぼくらの町へ やってきたーーーー。

ハットリくんが やってきたーーーー。

 

への字口ーーー。

 

5,5,7,5,7,5・・・。

5と7が続くんだぞーと教えてくれたらしい……滝汗

 

ブログを拝見していると、塾の先生の熱血指導に悩むケースもあるようですが、

 

塾の先生はこのくらいユーモアがある方がちょうどいいにっこり

 

大学受験の記事を読んでいると、男子に比べて女子の現役志向は高い」と指摘されていますが、男女の現役進学率に差はあるのでしょうか。

 

実際に確認しようにも、現役進学率を公表している学校は少なく、データが公表されていても、比較するのは意外と難しい。

 

現役進学率は、学校の運営母体(私立・公立・国立)の違いに加えて、学力レベル、地域性なども大きく影響するからです。

 

もし同じ地域にある同レベルの学校であれば、比較できる情報が得られるかもしれません。

 

そのような理由から、関東地方の公立トップ校(男子校と女子校)に注目しました。

 

埼玉、栃木、群馬の3県には、男女別学の公立トップ校が存在します(下記参照)。

 

 【埼玉】:浦和浦和一女

 【栃木】:宇都宮宇都宮女子

 【群馬】:前橋前橋女子

 

いずれも県庁所在地に位置し、県内の学力トップ層が競って入学する伝統名門校です。

 

学校ホームページを確認しましたが、現役進学率そのものズバリは公表されていないので、国公立大学合格者の現役占有率を計算しました。

 

公立トップ校では国公立大学を志望する人はかなり多いということと、国公立大学の合格者の辞退は少ないので合格者と進学者の現役率はほとんど変わらないことが主な理由です。

 

上記6校に、川越、川越女子、高崎、高崎女子の4校を加えて、国公立大の現役合格占有率をまとめました。

 

 

このグラフから、女子校の現役占有率が高いことが一目瞭然です。

 

男子校と比較して女子校の方が9~22%も高い!

 

女子の現役志向が高いことはこのデータから裏付けられますね。

 

また、東京、千葉、神奈川、茨城の公立トップ校(いずれも共学校)の現役合格占有率も計算してみました。

 

 

西高の現役合格占有率は他と比べて低いのですが、今年に限ったことではなく、最近3年間の現役占有率は56~59%でした。

 

西高だけでなく、現役率の低い高校(浦和高や湘南高など)は、伝統的?に浪人覚悟で1ランク上の大学に果敢にチャレンジするという校風があるのでしょう。

 

また共学校のデータは男女込みですので、男子はこの数値より~5%ぐらい低く、また女子は~5%高いのでは推測されます。

 

この5%という数字は、埼玉、栃木、群馬の男子校と女子校の比較データをもとに推測したものですが、共学校では男子と女子がお互いに刺激を受けながら学校生活を送るので、この数字が異なってくるかもしれません!?

 

一緒に現役合格しよう!なんてね。

小学校での英語教育必須化を受けて、中学受験で英語入試を導入する学校が増えていると報道されています。

 

首都圏模試センターによると、今春の首都圏中学入試では、計146校の学校が英語入試を行っているとのこと。

 

英語入試といっても、多くの学校では選択科目の1つであり、英語を必須にしている学校は稀です。

 

江戸取中(茨城県取手市)はその数少ない例になりますが、学校ホームページには、英語が必須になって初めて実施された今春の入試結果(志望コース別平均点など)が公開されています。

 

同校の一般入試は大きく分けて以下の2つのタイプがあります。

 

 ①5科目型(国算理社+英語)  ※私立中との併願向け

 ②適性型(適性A, B+英語)  ※公立中高一貫校との併願向け

 

第2回入試(2022年1月25日実施)では、2つのタイプの入試が同時に実施されていますが、英語の平均点を見てみると、興味深い事実がわかります。

 

<英語の受験者平均点>

 ①5科目型:東大Jr(44.6点)、医科Jr(42.9点)、難関Jr(43.0点

 ②適性型:東大Jr(49.6点)、医科Jr(49.1点)、難関Jr(49.2点

  ※英語の配点は50点。

 

上記の通り、適性型入試の受験者の方が、5科目型の受験者より明らかに高いのだ。

 

適性型入試の受験者は、ほぼ全員満点ではないですか!?

 

 

ところで、市進の受験ブログを拝見していると、千葉では中学受験コース生が、県立中高一貫校をこぞって受けていて、合格しても辞退するケースが多いようです。

 

一方、茨城の公立中高一貫校はどうか。

 

娘の中学受験時を思い返しても、志願者は私立中対策をしていない人が圧倒的多数です。また第一志望者がほとんどで辞退者は非常に少ない。

 

茨城の公立中高一貫校の志願者は、"中学受験算数"に取り組むことなく、小6になっても中学入学後を見据えて英語の勉強に注力することができるのです。

 

先日、某公立中高一貫校について調べていたところ、4~5年以上前の記事ですが、英語の成績について以下のような情報がありました。

 

 ・ベネッセ模試:全国1桁の順位(全国1位の時もあり)。

 ・Z会アドバンスト模試:千葉最難関校と同レベル。
 ・(高3進級直後)約20%が英検準1級を取得。

 

公立中高一貫校の適性検査では英語が課されていないので、英語の得意な子が必ずしも入学できるものではありません。

 

志願者全体の傾向として、英語の学力レベルが高いのだろうと思います。


県内ではここ数年来、公立中高一貫校の相次ぐ開校により、適性検査対策を含む受験勉強の早期化が加速し、私立中を含めた優秀な生徒獲得競争が激化しています。

 

このような背景や事情を考えると、江戸取中が他校に先駆けて中学入試で英語を課した狙いも何となく見えてきます。

 

また公表されている入試結果データは、私立中志願者と公立一貫校志願者の英語力の差を明確に示しており、中学受験に取り組む上で示唆に富むように思います。

 

お土産の信玄餅をいただくよだれ

 

 

 

 

ごちそうさまでしたーニコニコ ←ママ

 

 

 

信玄餅が笑っているような...ニコニコにっこりはてなマーク

 

 

 

 

何だかホッコリうさぎのぬいぐるみ

 

中3の終わりに、Z会アドバンスト模試の結果が返ってきました。

 

今更ですが・・・、配布資料を見て気づいたのは、

 

中1、中2と比較して、受験者数がかなり増えている!

 

 14,585人(中1) → 14,784人(中2) → 17,104人(中3)

 

学校から、アドバンスト模試は中3になると母集団のレベルがアップするぞーと言われていたようですが、その通りの印象です。

 

校内順位は中3が一番良かったのですが、、、

 

全国偏差値は下がっていました知らんぷり知らんぷり知らんぷり

 

中3のアドバンスト模試には、難関校の生徒が多く受験し、平均点を引き上げているのでしょうびっくり

 

ただその分、受験者の得点差が目立ちます。

 

例えば、数学の全国平均点は約40点でしたが、人数が一番多いのは、なんと18点!でした。

 

中2の模試に比べて、得点のバラツキが大きくなっています。

 

高校生になると、学習内容の難易度が上がり、ますます実力差がついてきます。

 

学校の友達の話を聞くと、個別指導塾に通っている子が多いようですが、今のところは引き続きサポートしていこうと思ってますニコニコニコニコニコニコ

 

娘の高校生活がついにスタートしました!

 

3年前を思い返せば、中学入学式の日は天気に恵まれて暖かく、

新入生を歓迎するかのように、街路の桜が満開でした 桜桜桜

桜の木の下で塾のお友達と笑顔でパチリ。ニコニコ

この1年後に新型コロナが流行することになろうとは……。

思いもしませんでした。

 

親としては激動の中学受験から数カ月しか経っておらず、

何だか興奮まだ冷めやらぬ状態で入学式に出席しました。

 

制服姿の娘の写真を撮り、中学受験が終了したことを実感したものですが、

その後の中学3年間はこれまで以上に時の流れを早く感じますねびっくり

 

中2, 3は新型コロナの影響で学校行事が軒並み中止。

また対面授業はオンライン授業に切り替わることが多かったのですが、

学校側の心配をよそに、逆に生徒は学校に頼らない自主勉強の習慣がつき、

全体的に学力が向上したことは皮肉なものです。

 

うちの娘の場合、目標としていた中3で英検2級にギリギリ合格できたこと、

中3のZ会アドバンストで健闘したことは、コロナ禍で我慢を強いられる中、

娘なりに頑張った成果かな。。。にっこり

 

さて、先日行われた高校入学式も天気に恵まれて桜がきれいでした。

新型コロナ対策の人数制限で入学式には参加できませんでしたが、

満開の桜の木の下で、友達と撮った写真を見せてもらいました。

中学の入学式のときより心身ともに成長しています笑ううさぎ

 

徐々に学校行事も元に戻りつつあるように思います。

高校生にしかできない色々なことに挑戦してほしいニヤリ

 

久しぶりの更新になりましたが、またよろしくお願いしますスター

ご存じの方も多いかもしれませんが、

茨城県内では県立中高一貫校がこの2、3年で相次いで開校しました(下記参照)。

 

【令和2年度開校】

 太田第一、鉾田第一、鹿島、竜ヶ崎第一、下館第一
【令和3年度開校】

 水戸第一、土浦第一、勝田
【令和4年度開校】
 下妻第一、水海道第一

 

○○第一という名前の学校は伝統校が多いと思いますが、特に、県立トップ校である水戸第一と土浦第一が中高一貫化されるというニュースが、数年前に流れたときには、受験関係者に衝撃を持って受け止められました。

 

県内の進学塾は急遽、県立中高一貫校の適性検査対策コースの開講に追われ、また受験生(特にトップ層)は進路選択を早期に決断しなければならなくなりました。

 

というのも、県立トップ校に附属中が開校すれば、高校での募集人数は大きく減ることになり、また高校から入学した場合でも、(先取り教育を受けるであろう)内部生との学力差が生じるのではと懸念されたためです。

 

県立中高一貫校の開校は、県内の私立中にも大きな影響を与えており、適性検査型入試を行う私立中が増えています。

 

一例として、常総学院中(茨城県土浦市)の適性検査型入試の応募者数の推移(2018年度~2022年度)を見てみましょう。

 

 

常総学院中の適性検査型入試は、県立中高一貫校の選抜と同様の形式で行われるのが大きな特徴であり、県立の予行練習として定評があります(学校側もその点を強くアピールしていると思います)。

 

上のグラフを見ると、ここ数年、県立中高一貫校の開校ラッシュに合わせる形で応募者数が急増し、先日行われた2022年度入試の応募者数は、2018年と比較すると、3倍以上にもなっていることがわかります。

 

常総学院中の入試には、公立とは異なり受験料が2万円かかりますが、応募者が急増している理由としては、県立中高一貫校への入学を強く志願する受験生(本気の受験生)が増えているためではないかと思います。

 

そのほか、県内で注目すべき動きとして挙げられるのが、江戸取中の適性検査型入試です。

 

適性検査型入試は、昨年初めて導入されたもので、初年度は113名の応募がありました。

入試結果をまとめておきます。

 

【2021年適性型入試結果】

 応募者:113名

 受験者:112名
 合格者:50名
  東大コース:11名(※A特待1名)
  医科コース:11名(※A特待2名)
  難関大コース:16名(※B特待2名)
  難関大スライド:12名

 

昨年の適性型入試は、県立中高一貫校の入学者選抜の8日後に行われましたが、今年の入試は1月6日(県立中高一貫校の2日前)に変更されました。

 

入試日の変更により、県立中高一貫校の併願校として、応募者数の増加が予想されており、学校ホームページによると、現時点での応募者数は215名(12月24日(金)16時現在)であり、ほぼ倍増の勢いです。

 

江戸取中が適性検査型入試を導入した背景には、県立中高一貫校の相次ぐ開校で活性化している茨城県内の受験事情があり、特に成績優秀層の取り込みを図ったものと推測されます。

 

娘が当時通っていた塾の入試説明会では、茨城県の公立中高一貫校の入学者選抜は、入試問題が変われば、合格者の3分の1は入れ替わると話していた記憶があります。

 

受験生の実力が拮抗していることに加えて、その年によって出題傾向が大きく変わったり、適性検査の性質上、私立中入試と比べて受験対策がしにくいことが理由に挙げられます。

 

また、茨城県の公立中高一貫校の適性検査の問題は統一であり、問題の難易度によっては成績優秀層がだんご状に固まる可能性もあります。実質倍率は概ね3~5倍弱ですので、高校受験に比べると、はるかに厳しい入試なのです。

 

江戸取中の入試に関して、茨城県内の受験生は、学校の選択肢が少ないため、他県からの受験生と比較して合格者の入学率が高いと推測されます。

 

このような状況の中、江戸取中は適性検査型入試で何人合格させるのか、その後に実施される一般入試に大きな影響を与えることから特に注目されます。

久しぶりの更新です、、、にっこり

 

2021年もあとわすかですね。

 

年が明ければ、埼玉や茨城の中学入試が始まります。

 

2022年組さんはラストスパート 競馬。。。

 

光り輝くゴールに向けて、親子で最後まで全力で走り抜けてほしいです。

 

 

もう3年前のことになりますが、娘の中学受験を思い返すと、、、

 

過去問の出来が悪くて、弱気になりそうだった娘を鼓舞するため

 

「努力は必ず報われる!」 

 

ニコニコニコニコニコニコ

 

この言葉をリビングで目につきやすい場所に貼り、

 

娘を励ましつつ、最後の追い込みに入っていた記憶がありますびっくり

 

 

2019年の入試シーズンは、とても寒くて、寒くて、

 

1月に入るとインフルエンザが流行し、娘の学校ではあちこちで学級閉鎖が起きていました。

 

年末から風邪気味で、娘には学校を休ませていたのですが、

 

何と、この大切な時期に妻がインフルエンザ予防に罹ってしまい、

 

ゾフルーザという新薬に助けられたことがありました。

 

 

ご両親が体調を崩せば、お子さんのメンタルに影響が出ます。

 

以前に、塾のお友達のエピソード(お母さんがインフルエンザで一人で受験会場に向かかうことになったAちゃんの話)を書いたことがあります。

 

 

 

今年は、インフルエンザより感染力の強い新型コロナ(オミクロン株)が流行し始めていて、

 

体調管理により一層注意を払わなければいけませんね。

 

 

実力が僅差で合否のボーダーライン一点を争う場面になりますと、

 

当日の体調やメンタル面が合否を左右します。

 

年末年始に頑張りすぎて、くれぐれも体調を崩されませんようにお祈りしています。

 

万全の体調で入試をお迎えください。

 

 

それでは皆様、良いお年を。。。

 

ふとん1ふとん3

中学受験を題材にしたTVドラマ「二月の勝者」がついに始まりました。

 

娘が受験勉強していた当時は、俺塾(=塾なし)で中学受験に臨んだ「下剋上受験」が話題になりましたが、、、

 

このドラマでは、架空の中学受験塾(桜花ゼミナール、名門塾ルトワック)が登場します。

 

中学受験に臨むのは小学6年生。

 

まだまだ精神的に幼い子ども達のやる気を上手に引き出し、成績アップ、そして、志望校合格へと導いてほしい・・・。

 

親の中学受験塾への期待はとても大きいものです。

 

本ブログでは少し前から、中学受験塾について書いた記事のアクセス数が増えています。

 

このドラマの影響かわかりませんが。。。うーん

 

 

※かなり前に書いた記事なのですが、ご興味がある方はどうぞ。

 ↓ ↓ ↓

 

▼SAPIXの前身であるTAP進学教室について書いた記事です。わずか2~3教室で高い合格実績を出していた塾です。電話番号の下4桁が2001になっていて、21世紀を意識したものだったと、何かの記事で読んだことがあります。

 

 

 

▼男女の御三家中である開成中と桜蔭中の塾別合格者数をまとめた記事です。今から15~16年前にSAPIXの独走が始まっていたことがわかります。

 

 

 

いつの時代も、塾の生徒獲得競争は熾烈です。

 

学力トップレベルの生徒をいかに集めるか、これには御三家を始めとする難関中の合格実績がカギになることは間違いありません。

 

各塾のホームページを見ると、難関中の合格実績が掲載されていますが、どのような根拠に基づいて出されたものなのか?

 

合格者数の集計方法について、各塾より公表されているので、いくつか紹介します。

 

 

<SAPIX>

サピックス小学部では、内部生手続きを行い、継続的かつ2021年1月まで在籍した生徒のみを合格実績として掲載しております。 テスト生や各種講習生などは、実績に含んでおりません。
 

<早稲田アカデミー>
合格者数は、早稲田アカデミーグループ(早稲田アカデミー・国研・SPICA・早稲田アカデミー個別進学館・水戸アカデミー・QUARD、及び早稲田アカデミー海外校)に、塾生として正規の入塾手続きを行い、受験直前期まで継続的に在籍し、授業に参加した生徒のみを対象に集計しています。テストのみを受験した生徒、夏期集中特訓・正月特訓・その他選択講座のみを受講した生徒は、一切含んでおりません。

 

<四谷大塚>

合格者数は、四谷大塚ネットワーク(四谷大塚・四谷大塚YTネット、四谷大塚NET)を継続的に在籍し、四谷大塚が開発した教材および教育サービスで学習した生徒を対象として集計しております。なお、講習生や公開テスト生などは、一切含んでおりません。

 

<市進学院>

※市進は公益社団法人 全国学習塾協会の合格実績自主基準に従い、事業活動を適正に推進しています。合格者数は市進教育グループ(市進学院、茨進、平成進學アカデミー、典和進学ゼミナール、個太郎塾、プロ家庭教師ウイング、NPS成田予備校、進学塾サイン・ワン)の在籍生徒で受験直前の6か月の内、在籍期間が継続的に3か月以上かつ受講時間が30時間以上の合格者の合計です。なお、最終学年に在籍していない生徒、無料講座の受講生、テスト会員、一次試験のみの合格者等は一切含みません。

 

<栄光ゼミナール>

栄光ゼミナールは、公益社団法人全国学習塾協会が定める基準に沿って、公正に合格実績を集計しています。以下の二条件に該当する、栄光ゼミナール・栄光の個別ビザビ・Z会エクタス栄光ゼミナール・E-style・アシスト学院に在籍した生徒を集計しています。
 一.受験直前の6ヵ月間の内、継続的に3ヵ月以上在籍している
 二.正規の学習指導を30時間以上受講している
上記に該当しない、講習・体験・テスト・その他講座のみを受講した生徒は一切含んでおりません。

 

 

それぞれ集計基準が異なっていることがわかりますね。

 

興味深いのは、どの塾も但し書きがあって、必ず、

「・・・含んでおりません(含みません)」で終わることびっくり

 

特にどの塾も、テストを受けただけの人は含まないと強調しているのです。

 

何でこんなことを書く必要があるのでしょうか?

 

 

実はむかーしむかーし、新聞や折り込みチラシがメインの広告媒体の時代に、「塾のテストを受験しただけで、塾の合格者としてチラシに実名が掲載されている」ことが社会問題になっており、塾で協議し、自粛していった経緯があるのです。

 

 

▼昭和59年3月の受験業界の新聞記事。

 

 

 

この記事には、例えば、千葉県市川市のI塾に通っている受験生が、2年前に他塾の公開テストを受けたところ、合格者数に勝手にカウントされたことが書かれているのだ。

 

I塾というのは市進のことかもしれないキョロキョロキョロキョロキョロキョロ

 

 

また、この記事には、当時の開成中の塾別合格者数が掲載されていたので書いておきます。

 

▼昭和59年度中学入試 開成中の塾別合格者数(※)

 桐杏学園 85名

 TAP進学教室 47名

 明生 47名

 栄光ゼミナール 10名

 日能研 7名

 

※ 四谷大塚進学教室(現・四谷大塚)が圧倒的トップだったと思いますが、合格者数の集計が遅かったためかこの記事には載っていませんでした。山田義塾も合格者数は多かったはずです。

 

機会があれば、この新聞記事の内容をもう少し書いてみようと思います。