こんにちは!まるくつながるデザインMarukuの柴崎久美子です。
今日は真似をして学ぶことについてです。
今やネットで制作事例やデザインの方向性を調べる事はすぐにできます。
canvaなどのように、ノンデザイナーでもいい感じに仕上がるテンプレートを配布しているサービスもあります。
そこで混同してしまいがちなのが、真似して学ぶ事は奨励行為でも、そのまま商用利用するとまずいことになりかねないことを、しっかり理解して欲しい点です。
学ぶ上でのマネはしてみよう!
これは「学ぶ」上ではぜひぜひやって欲しいことです。
素敵だな!心つかまれた!というデザイン事例を見つけたら、それを手元に残し、学生や駆け出しのデザイナーなら、透明度を薄くするなどしてそっくりにレイアウトしてみたり、その際、余白をどのくらい空けているか?フォントは何ならぴったり合うか?写真の撮り方は?などデザイン研究するのは自分の引き出しを増やすのでぜひやってみることをお勧めします。
そのやり方をまんま商用利用するのはNG!
目的が学ぶ場合のみなら大丈夫ですが、その手法を商用的にはやってはいけないので要注意です。
調べた画像の雰囲気、あしらい、レイアウト、写真の置き方などを自分なりにアレンジして、誰かが見たときまるで大元のものと見間違えるようなものになっていないか?アレンジの部分をしっかり自分流に落とし込むのが大事な点です。
Canvaなどのテンプレートサービスは、最初からテンプレートとして配布されているので、他に同じものを使っている人がいても何の文句なしですが、
世の中の商用広告などは、著作元は制作会社や広告主にあったりします。もしそれにそっくり真似て作ったものがあとから「うちのこれとそっくりじゃないか」と訴えられたら、勝てるかわかりません。
そういう事例をちょこちょこ見ますし、私もそうなっちゃっていないかな?と考えて作っています。
怖い事例は山ほどある
昔、あるマークを"参考にした"案が、クライアントさんには"まね、そっくり"と見えていたケースがありました。私もゼロから作っていたとしても、好きすぎて似てしまっていた、という怖い体験でした。2020のオリンピックのロゴマークの事故で、デザイナー界隈ではさらに意識を高めなければ、という空気になりました。
私も仲間同様さらに意識を強め、心配な時などは、先輩デザイナーに相談したり、間に入ってもらっている人に判断を仰いだりしています。
- "学び"として参考にしたいものの特徴を書き出す
- 作っているときは参考事例を見ない
- フォントや色合いなどで雰囲気をすっかり変えてみる
- 商用デザインの際は、似ているものが過去にないか調べる
- 経験値の豊富な信頼できる人に聞いてみる
などしてみるといいと思います。
とは言っても
デザインの型や考え方は確かに存在する
ので、構造や構成などの骨組み、または実施に至った企画力、プレゼン力、チーム力などを参考にする気持ちで、いい事例をたくさんストックしていくことがいい学びにつながると思います。
今回はすごく大事なことををお伝えしました。
読んでくださってありがとうございました!
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