2023年の東京都の出生率が0.99だと発表されました。

ついに世界一出生率が低い韓国ソウル周辺と同じレベルに突入してきたという感じです。

 

ただ、多くの方が勘違いされている点として、東京都に住んでも子どもを持てないかというと、それは違います。

ややこしくしているのは合計特殊出生率という計算方法で、1年間の15~49歳までの全女性のそれぞれの出生率を足し合わせということです。そして、この中には未婚女性も含まれています。

東京都の出生率が低くなる原因は、若い女性がたくさん上京してくることによるものだと考えられます。

 

実際に、婚姻率は東京都が最も高いです。

ただ、婚姻率の計算方法は人口千人に対してなので、同じ人口でも若者がたくさんいれば婚姻率が高くなるというトリックがあります。

そこで、最近見つけた記事ですが、婚姻率を15~49歳の人口で割ったものを計算されている記事があります。

この記事を見る限りでは、年齢を考慮した婚姻率は、沖縄県、東京都、大阪府の順に高くなっています。

 

 

当然ですが、婚姻率と出生率には高い相関があるので、沖縄県という出生率が日本一高い、特殊な県を除いては、結婚・出産したかったら東京や大阪といった都会に出て行って出会いを求めた方が、少子高齢化が進む田舎にいるよりも良いということになります。

 

ちなみに、出生率や婚姻率は、全体的な傾向としては東日本、北日本よりも西日本の方が高い傾向にあるので、同様に子どもを持ちたい場合は西日本で婚活した方が良いかもしれないです。

そして、最も知りたいのはなぜこのような西高東低の地域差があるか、なのですが、まだ私にはよくわかっていないので、今後調査したいと考えています。