書店員X | 日々ぶらぶぶら

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読む本のジャンル:節操なし

『書店員᙭ 「常識」に殺されない生き方』
2017/7/  長江貴士
 
 
 “文庫᙭”
 
おそらく、本好きの人はもちろんのこと、あまり本を読まない方でも名前だけでは知っていると思います。一時期散々テレビ……ワイドショーで散々取り上げられて、私もそれで知ったクチです。
多分、文庫本᙭開き……という、真名発表をやった後に本屋でこのカバーを付けた本書を見ましたが……ノンフィクションだったので買うことはありませんでした。
ノンフィクション苦手です。
……でも、この本を読んでこの文庫᙭……今はもうタイトルが判明していますが……を読んでみようかな?……と読みたい本リストに入りました。チョロい。
 
文庫本᙭のカバーに書かれた文書とおなじで、なんとか思っていることを言葉にしようと一生懸命喋っている文書だなーと思いました。
声まで聞こえてくるような感じでしゃべっている書き方……
それがまだ文庫本᙭のヒットに繋がった魅力の一つなんだろうなーと思いました。
しかし、後半は前半にくらべてスムーズな喋り方……文章の書き方になったような気がします。
気のせい?……慣れたせい?
 
この本はどちらかというと、文庫᙭の生まれた裏側を知りたい!どんな風にアイデアが出るのか知りたい!……という人向けでなく、むしろ自分は普通じゃないと感じ、今の世の中が生きづらい人……僕も同じですがこんな僕でも、こんなことができました……と、まずは一歩……踏み出すためのきっかけになってくれればと書かれた本だと思います。
 
もちろん、文庫᙭が出るまでの経緯も書かれているので、そこが読みたかったという人にも十分楽しめると思います。
後半のメインを読ませるために、それを客寄せパンダにしていると思いますね。
 
読んでいてなるほどなーと、同意したりするところが多かったです。
この本で警告している、テレビ報道で言ってることの鵜呑みそのままだね。相変わらず影響受けやすいね自分。ヤバイね。
 
最後に乗っている作者2人による、選書10冊も面白そうなものが多くて参考になりました。
 
 
1、「文庫᙭」とはなんだったのか?
2、「普通」からの逸脱――「逃げる」を肯定する生き方
3、世の中を疑ってみる
4、「常識」や「先入観」を超えた先の「自由」
対談、「文庫᙭開き」 清水清✕長江貴士
付録、文庫᙭を作ったもの