1.プロ野球の地位、歴史
ご存知の通り、過去数十年に渡って野球は「国民的スポーツ」でした。
中でもプロ野球、そして読売巨人軍の存在は突出していました。
テレビをつければ巨人戦が毎日中継されている。子供はみんな巨人軍の選手を知っている。そして、スター選手は非常に高額な収入を得ている…。
巨人に限らず、プロ野球選手というもののステータスはとても高かった。
というか、「野球にあらずんばスポーツ選手にあらず」という状況でした。野球以外のスポーツ選手は、いかに実力があろうと国民的な認知はまるで受けられませんでした。(例外はオリンピックの金メダリストぐらいでしょうか?)
いや~、何だか隔世の感がありますねえ…。今なんか、去年パリーグで三冠王になった松中よりも、“セリエAのヘタレプレーヤー”柳沢(すまん…)の方が知名度が高いんじゃないでしょうか?
とにかく、プロ野球、特に巨人戦は国民的スポーツであり、巨人戦のテレビ放送は非常に高い視聴率を、つい最近までは誇っていました。
<過去の視聴率 その1>
1971 17.9%
1972 17.8%
1973 16.6% 1965~73 巨人V9
1974 17.6% 長嶋引退
1975 21.5% 長嶋監督初年度、巨人最下位
1976 23.4% 巨人優勝
1977 24.5%
1978 24.9%
1979 24.6%
1980 20.7% 王引退
ピンと来ないかも知れないですけど、すごい視聴率なんですよこれ。だって、ダラダラと年間130試合も垂れ流しあわわ…、普段のリーグ戦の年間平均視聴率が20%って、テレビ局的にはおいしい放送ソフトだったと思いますよ。ドラマで平均視聴率20%を取ろうとしたら大変な努力が必要になるのに、野球だったら目の前の試合を流せばいいだけ(というと失礼かもしれませんが…)なので、楽に安定して高視聴率が取れる、素晴らしいスポーツだったと思いますよ。ええ。過去、古きよき日本社会においては。