クーリエジャポンという雑誌でマルコム・グラッドウェルが、最近のネットブーム(要するに、私もこのブログなどで再三言ってきた、ヒエラルキーからネットワークへっていう流れ)に対して冷や水浴びせるようなこといってます。グリーンズボロのランチカウンターがどうしたとか。
彼は、ティッピングポイントなんて書いてるくらいだから、草の根重視派、つまり「ネットワーク派」かと思ってたのですが。
もちろん、ネットワークを否定してるわけじゃないが、強大な敵にたいして戦うのならヒエラルキーじゃなきゃ駄目だと。
しかし、黒人解放運動でも、フェミニズム運動でも、労働者運動でも、白人、男、資本家という可視の敵に向かって団結したはいいが、その団体自体がヒエラルキー化して、敵と似たものになってきたことに対しての反省があり、ヒエラルキーこそが本当の敵だ、というのが、その後の社会運動の抽象化、そしてそれを超えるものとしてネットワークという抽象が見出され、インターネットの普及がその具体化だったのだと思いますが。
グラッドウェルが言ってるのは、時計の針を逆戻りしろってことか?それとも、ネット普及してない後進地域の事情を忘れるなってことか?
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