小田急のメリークリスマス。。。
いえ~い。先週やってなかったからたぶんツタヤ、最後の夏の週末に 旧作100円セール やってるだろうとでかけてみたら、、、やってたよ。
新宿でDVD5枚&CD5枚、、、渋谷に移動してDVD5枚&CD5枚、、、借りてポストで返却しま~す。
マジカル・パワー・マコの最初のアルバム借りた。あと阿部薫も借りた。『暗い日曜日』 をメチャクチャに吹きまくってるやつ。
●で、ついでに、ロマン・ポランスキーさんの最新作 『ゴーストライター』 を見て帰りま~す。
初日だから混んでたぜ!!
最前列だったのだが、、、隣のおじいちゃんがずーっとおなかがギュルギュル鳴りっぱなしという、、、
おなかすいてるのかなぁ、、、戦時中もそうだったのかなぁ、、、とか、よけいなことを考えつつ、、、
そしたら映画のど真ん中へんで、おじいちゃんが立ち上がりよぼよぼ退出、、、
戻ってきたのは10分後、、、
おじいちゃん、うんこだろ!!
おなかがすいてたのではなく、下ってたのだっ(大どんでんがえし)!!
10分もうんこしてたら、おはなしわかんなくなっちゃうでしょ、、、って、ボクもその直後、寝てしまったのら。
ひさしぶりに映画館で寝たよ。
ちょうど人が死ぬ、いいシーンだったのになぁ。
だから、この映画に関しては、なんとも感想の述べようがないっちゃー、ないのだが、、、それでもオレは映画ブログを書くんだぜ!! ブロガー魂で!! じっちゃん(うんこ)の名にかけて。
●『戦場のピアニスト』 『オリバーツイスト』 あたりがまったくおもしろくなかったボクですが、、、『ナインスゲート』 もまったく印象になく、そのいっこ前 『死と処女』 、、、これは隠れた傑作なのではないか、、、
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今回の 『ゴーストライター』 は初期三部作の最後 『袋小路』 そしてこの 『死と処女』 に通ずる孤島もの、、、一晩あかしちゃう? そんな前半の展開がなかなかよくて、、、
はじまってすぐ、ユアン・マクレガーが食事してるんだが、そこでお友達に語り聞かせるついでに観客にも、ぜんぶセリフで説明しちゃうの、自分の置かれた境遇やらを、、、簡潔このうえない。
ああ、映画ってこんでいいんだなぁ、、、って、思った。
『袋小路』 が65年で 『死と処女』 が95年、、、と、95年というのがまさにギリギリな感じ、、、孤島がしっかり孤島でありえた。
2011年の 『ゴーストライター』 ではとうぜん、あの忌まわしき、デジタル機器、モバイルフォンやら、ワールドワイドウェブやらが、勝手に世界に繋がってやまないわけで、、、
ポランスキーは78歳のおじいちゃんなのですが、デジタル機器はうまく使いこなしていたんじゃないか。
ユアン・マクレガーがケータイをマナーモードにしていたから、、、
うっかりかけてしまったヤバイ相手から、履歴発信で通話が来るたびに、無視してるのにかかわらず、テーブルの上でブルブルブルブル震えてる、、、あのバイブ音のブキミさったら。
マナーモードにしてるのに、、、いや、マナーモードにしてるから、、、
あと、おもしろかったのは、もう逃げ出したくなっちゃって、車で走って逃げるのに、カーナビが 『Uターンしてください』 って、ずーっと目的地へ催促してるとこも。けっきょくカーナビに負けて、いってしまうあたりなんかが、ヒッチコックっぽい。
まあ、その後、寝てしまったので(Big Sleep)、いまはラストシーンにだけ言及しておこう。
●80歳のイーストウッドと同じ、78歳のポランスキーの新作も、ラストはいにしえの映画っぽく、手紙がご登場(この電子メール時代に)。
お手紙が手渡しで届けられるのだ!!
パーティーみたいなかしこまった席の、しかも、スピーチの最中に!!
うしろの方から、前列にいるスピーチ主へ、秘密の手紙が、人々の手から手へと経由して、リレーされていくのをきっちり、キャメラが捉えるあたりが、じつに映画的。つーか、それが映画だ!! とでもとしか、いいようがない。
中学のときの授業中の教室以外に、そんなこと、ありえるのだろうか?
ありえないことも、映画の中なら、おこるの!!
ポランスキー、ばんざ~い!! 映画、ばんざ~い!!
けっきょく最後に紙が路上にざんばらまきになっておわるんだが(ネタバレあり)、、、そこでしょうね、原稿つかった暗号とか、ああいうのは古いな~としか思わんけど、デジタルから始まって、おもいっきりアナログへ回帰していくような、、、DVDが出たら、検証しま~す。
てきとーに紙袋もって出かけたんだが(紙袋がカバン代わり)、、、Merry Christmas って書いてあったぜ。
これ、一日中下げて、渋谷を歩いてた、夏。