先日の話ですがね、ようやく鑑賞しました。
ヴィム・ヴェンダース監督作品
役所広司さん主演「PERFECT DAYS」
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240402/20/maruiwa/7a/1c/p/o0758108015420684862.png?caw=800)
無類のヴィム・ヴェンダース監督好きという訳では、ありません。「パリ、テキサス」とか「ベルリン・天使の詩」とかは、見てますが。
ドイツ人映画監督から見た、今の日本。
完全に理解出来てるかどうか…わからない。
よくわからないのだけど…
役所広司さんが凄いのは、わかる。
そこの1点は、物凄くわかる。
役所広司さん演じる「平山」というトイレ清掃員の男の、坦々とした日常の風景。
日々のルーティン、繰り返し繰り返しの日常。
退屈するかなと思ったら、ちっとも退屈しない。
役所さんを見ているだけで、どんどん時間が経つ。
坦々とした日常が繰り返していく中で、少しずつ少しずつ何かしらの変化が訪れる。繰り返すさざなみのように。それが変化。今のままでは、いられない。
絶対に、この「平山」は、過去に何かある…出てこないけど、絶対何かある…そう思って見ているが、そこは触れない。
気がついたら終わってた、そんな映画でした。
個人的には、好きです。
ラスト好きです。
知ってる風景が沢山あったせいか、日本をどうやって撮ってるんだろうな…と思いながら見たせいか、個人的には高評価。
「この世界は、沢山の世界がある。つながっているようでつながってない世界がある。」
とにもかくにも、役所広司さんという人は、凄い。
「今度って、いつ?」
「今度は今度、今は今」
見て良かった映画。