2月22日 Netflix「The Queen Gambit」鑑賞 | 岩丸の携帯日記

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CinemaSoundWorksという会社で
遅延気味な日々を追いかけ記録…(かなり…)

今更…ですけど、本当に今更なんですけど…
見てました。

Netflix オリジナルドラマ
「THE QUEEN'S GAMBIT(クイーン ギャンビット)」
 
 
今更ですよね…こんな話題…
すみません…
本当に、すみません…
 
何で、見てなかったんですかね…。
無茶苦茶、面白いです。
傑作です。
 
アニャ・テイラー=ジョイが、女優さんをやってた事に感謝しましょう。
 
チェスとか、あんまりようわからん…という、見る前の懸念事項は、始まったと同時に吹っ飛びました。
 
 
ネタばれですよ…
 
時は、1960年代。女性蔑視・人種差別の時代のアメリカ。
9歳で母親を亡くしたベスは、養護施設に入れられるのだが、周りに馴染めないままでいる。ベスの心の支えは、黒人の友達ジョリーン、施設で子供達に配っている精神安定剤、用務員のシャイベルの眼の前にある8×8のチェスの盤面。
用務員のシャイベルにチェスの手ほどきを受けるベルは、夜な夜な施設の天井にチェスの盤面を空想し、その腕をあげて行く。
 
13歳のある日、ベスはとある夫妻の養子として引き取られる。養護施設の外の世界へと出たベスだが、やはりそこは馴染む事の出来ない世界。
夫妻の離婚により、養母アルマとの2人きりの生活が始まるのだが、生活は困窮していく。生活費を稼ぐ為に、ベスは州のチェス大会へ参加し、ものの見事に優勝賞金をアルマの下へ持って帰ることに成功する。
 
一躍、天才チェス少女として、全米大会まで駒を進めるが、そこで初めてベニーに負け、挫折を味わう。
 
それでも賞金稼ぎとして転戦していく中で、ロシアの強豪ボルコフと出会い、何も出来ないまま敗れ去り、同時に母親も亡くし、薬物とアルコールに依存する日々。
ベスは、孤独をまぎらわせる為にベルティックと同棲を始めるが、それもすぐに終わりを迎えてしまう。
 
全米大会でベニーと再戦し、勝利したベスはロシアで行われる国際大会への出場を求められる。
ベニーは、ベスのコーチ役を買って出る。
フランスの国際大会で、ロシアの強豪ボルコフに再び敗れたベスは、アルコール依存となり、養父から買い取った屋敷で、外界との連絡を断つ。
 
そんなベスの下へ、養護施設時代の友人ジョリーンが訪れる。養護施設の用務員だったシャイベルの死を知らされ葬儀に出席したベスは、シャイベルが自分の事を気にかけていてくれて、自分の活躍を楽しみにしていてくれてた事を知る。
それはジョリーンも同じ事で、自らの学費としてためていたお金を、ベスのロシアへの旅費として貸すことを申し出る。ベスのチェス界での活躍が、自分に取っての希望であった事。最寄りの無いなか、同じ養護施設で育ったベスは、家族である事。
 
ロシアでの国際大会へ挑む、ベス。
決勝戦、強豪ボルコフの壁が、再びベスに前に立ちはだかり、決着は翌日へ持ち越される。
翌朝、べスの元へベニーから、国際電話がかかってくる。ベルティックらが集まり、対ボルコフ対策を皆で話し合っているのだという。彼らのアドバイスを胸に、ボルコフへ挑むベス、予想を上回る手を打ってくるボルコフだが、冷静に対応出来ている自分にべスは気づく。
世界一の称号を手に入れたベスは、名も知らぬモスクワの市民たちからの祝福を受け、物語は終わる。

孤独の中で上り詰めた世界。
しかし、その上り詰めて行く過程は、人々に希望を与えていて、決して孤独では無い事を、後で…気付く。

 
原作の映像化を進める中で、映画の上映枠だと長すぎて困っていたところに、ドラマ形式での制作の話が進み、ネットフリックス配信として、世に出たそうです。

アニャ・テイラー=ジョイさんが、圧巻で…

すみません…今更の話題ですよね。
傑作です。