6月22日 6.20後楽園、6.21後楽園 NEW JAPAN ROAD 欲しいもの | 岩丸の携帯日記

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CinemaSoundWorksという会社で
遅延気味な日々を追いかけ記録…(かなり…)

BOSJ は、まだ終わってないかんね。

の、後楽園ホール6/20.21の2連戦。


初日のメインは、IWGP Jr タッグ選手権試合。

王者組の田口さんワトさんコンビに、TJPさんとフランシスコさんが挑む試合。


田口さんの事は、もともと好きです。

タグチ・ジャパン応援マフラータオルも持ってます。

成長著しいワト君も、最近気にいってます。


フランシスコ・アキラさんは、まだよくわかりません。元気な若者というのは、理解してます。


でも、今回のBOSJでファンになってしまったのは、セオドア・ジェームス・パーキンソン。

TJP…。



この人のレスリングテクニックに魅了されて、細かい手の取り方とか体の動かし方が魅力的で魅力的で…。

この日も、試合開始直後の田口さんとのポジションの奪いあいとか…見ていて楽しくなってしまう。


存在は知ってたし、見た事もあるはずなのに、何故今好きになってしまったのか…。

多分、その佇まい…。今の佇まい。


14歳でプロデビューした、37歳のキャリア23年目のベテランは、年を重ねる毎に、きっと色んな思いをしてここに立っているのだろうなオーラが、魅力的でたまらない。


テクニックに関しては、絶対の自信を持っている…はず。他のレスラーなんかより、経験値も豊富な…はず。でも、脚光を浴びて中央に立ってない。

あちこちの団体を渡り歩いて、現在ここに立っているが、それすら本人が熱望してここにいるのかが…、わからない。クールな怪しいキャラクター。



でも、BOSJシリーズ中、ずっと言ってました。

証が欲しい…ベルトが欲しい…と。新日のベルトが欲しい…と。



一緒のユニットに加入した若者と組んで、最後若者にたくして、レフェリーと一緒に3カウントを叩く姿に、クールなキャラクターのはずのTJPの、ベルトを熱望する思いを感じてしまった。


新日、初参戦で初戴冠のイタリアの若者は、喜びを爆発させている。

 


ザ・プロフェッショナルなTJPは…


片言の日本語で、マイクを持ちます。


「ハジメマシテ…。ハジメマシテ、TJデス。

ハジメマシテ、UNITED EMPIREデス!

IWGPジュニアヘビーキュウ・タッグチームチャンピオンデス!

ハア、ツカレタ…。

ミズ、ミズクダサイ。オナカイッパイ!

ナゼナラ、ワタシハ、チャンピオンデスカラ!」


きっと…勉強して来たんだろうな…と。



3カウント取った瞬間の、TJPの満面の笑顔が、可愛くて可愛くて…、心奪われました。


欲しいものは欲しいと…言った方が勝ち。


18歳で、アメリカの新日LA道場で修行をしてたTJPの右胸の入れ墨は、こう書いてあります。

THE ROAD…、道です。

この道を行けば、どうなるものか…

危ぶむなかれ、危ぶめば道は無し

アントニオ猪木が愛した一休和尚の言葉の英訳です。


だから…TJPの入れ墨をTシャツにしたものを熱望します。闘魂ショップで購入希望。


この日、第4試合で組まれていたのは、明日の後楽園ホール大会メインのIWGP Jr シングルの前哨戦。

BOSJを3連覇でしめた高橋ヒロムが、現在のJr ヘビー級のシングル王者の石森太二と雌雄を決する。

パートナーは、それぞれBUSHIさんと外道さん。


試合後、ヒロムは言います。 

後楽園ホール、満員札止めの後楽園ホールを作り出してくれと、IWGP Jrがメインの後楽園ホールで、満員札止めを作ってくれと…


その満員札止めの中で、そのベルト、あんたから取らないと取る意味が、ない…と


そして、明日の残りのチケット、後100枚くらいだと…。



引き上げかけていた、石森太二さん

リングに、戻ります。

にらみ合います。

明日の予告編です。


バックステージで、更にヒロムちゃん吠えます。

「 いやー、俺のテンションは…もうもうもう…それはそれは、誰にも止められないテンションでございます。

だってさ、超満員札止めにするんだ。

この後楽園ホールを、コロナの前の状態に戻すんだ。戻さなきゃいけないんだ。

いつまでもあぐらかいてるわけにはいかないんだ。少しづつ…少しづつ、構わない。その始まりが明日の後楽園ホール大会だと思ってる。

そして…その…超満員札止めの中、オレは、石森太二という最強の男からIWGP Jr.ヘビー級のベルトを頂く。

 そんな幸せなことはないだろう。オレは最高に幸せになってやる!」


王者、こう返します。

「明日だな、俺とヒロムのIWGP Jr.選手権…うん。…明日見に来ればわかる。

確かに、ニュージャパンワールドやサムライ生中継で、画面越しに見たほうが、声も出せるし、面白いかもしんない。

だが 明日、後楽園ホールの会場へ見に来れば、後々、『俺、あの試合見てたんだよ、ヤバかったよ、スッゲー試合だったよ』って後々語れるようなよ、そういうもん見してやるからよ…なあ?

チケットねえ奴は、今すぐ買いに行け。

当日券でもいい。

そして超満員札止めのあの会場で、石森太二の強さと凄さ見せつけてやるから」
 

よく喋るヒロムちゃんと、昔は喋るのが苦手だった太二さん。ジュニアヘビー級を盛り上げたい、その気持ちは、一緒。


欲しいものは、欲しい…と言った方が勝ち。


で、翌日…

やっぱり…


やばかった…

ヒロムが、勝つと思ってました。


流れから言って、ヒロムがベルトを巻くと…


石森の上手い試合運び、組み立てかた

その組み立てを壊せる、ヒロムの闘志。


解説席に座ってた、前王者のデスペは…嫉妬の嵐だったろうな…と


36分という長丁場のメインの試合は、結果…

石森太二さんの防衛で終了。

納得の終了。

それだけ、ヤバい試合でした。


後楽園ホール、久々の超満員札止め状態。

最後のシメは、石森さん。

「お前ら、ヒロムが勝つと思っただろ…なあ?

もっと!もっと!もっと!…って、そんなマイク期待してただろ?ざまぁみろ!

このベルトは、そこにいる前王者エル・デスペラードから獲り、そして今日!『SUPER Jr.』三連覇した高橋ヒロムも、このザマだ!。
事実上のトップ、二人を倒したぞ…なあ?

てことはよ…次のチャレンジャーいねえんじゃねえか…な?
オイ!このベルト…一発で獲るヤツいるか? 出てこいよ!それとも(解説席のデスペに)お前…リマッチするか?」


まぁ…出来過ぎの展開…


いつ出るのかいつ出るのか…武道館なのか大阪城ホールなのか…と、しびれを切らした頃の…KUSHIDA君登場。



今、契約書にサインして来ました…と


新日辞めて、WWE行って、戻ってきたかつてのジュニアヘビー級のチャンピオンは、残りのプロレス人生を新日に捧げるそうです。



だめ…

虫が良すぎる…

挑戦者としてふさわしいか査定からだ…と


爽やかKUSHIDA君と、イライラ石森君。

KUSHIDA君登場時のリアクションで、石森君の勝ち。


それくらい、今日の石森太二は、かっこよかった…。

 

 

はい、バックステージ

「ヒロムがよぉ…カッコつけずに、枚数も出して、超満員札止めになるように呼びかけただろ?それに俺も…乗っかった。

そのおかげで今日、札止めになったんだと思う。だから、ヒロムの功績は大きい…。」


本当は寡黙で、小学生時代は内向的で、それでも体を見ればわかるストイックな現王者は、レスラーとしては小柄な163cmで、ジュニアヘビー級を盛り上げようとしている姿は、もの凄く格好いい…。

影の実力者というポジションにたちそうな石森さん。スーパージュニアが終わって、また真ん中に戻ってきて、次に欲するものは…。


冷めたふりをしてぇ、不意打ちは駄目よぉ

欲しいものは欲しいと、言った方が勝ち♪



追記


6.20の石井さんとノブさんの試合

このマッチメイクは、絶妙です。

脱帽…。


石井さんのコメント力にも、脱帽…。

「金丸、残念だったな! 無事生還だ。

見てるやつには悪いが、番狂わせなしで。

明日の試合、ヤングライオンに毛が生えた程度のやつなんだろう? 

オレの気持ちはもう成田に向いている」


G1のブロック分けの話は、長くなるので、次に…。