「しかし、よくやるもんだなぁ…なんて映画だろ…。」
帰宅してテレビを付けて、目の前の出来事がCNNの映像だと気が付く前の感想だ。
本当の事だと認識するまで時間がかかった…。
そこからはテレビにくぎづけである。
これが9・11の時の自分。
映画「ワールドトレードセンター」は監督がオリバーストーンだから見る気になった。
思ったよりは静かな映画だった。
もっとニコラス・ケイジが大活躍する映画だと思っていた。
僕らはテレビを通して9・11の出来事に接した外側の人。
映画は内側の人を描いている。
目の前の生き死にの問題は
思想を飛び越してしまう。
映像と音響は、よく出来ているなぁと感心してしまう。
つくづくオリバーストーン監督は映画の力を信じている人なんだなぁ…と思ってしまう。