気が付けば会社のソファー…。
寝過ごしていた。
雨の中、延滞していたDVDを返してから社に戻り、月末の宿題である売上表をパチパチ打ち始める。
いちおうこれでも取締役である。
端くれである。
誰がどれだけ仕事をしたか?の基準を作ろうとやり始めた売上表。
たくさん仕事をした人には、それなりに評価の基準を作らねばと…。
いざ作り出してみたらいろんなものが見えてきた。
うまく仕事の流れを作り、稼ぐ人。
地道に稼ぐ人。
たくさん仕事を抱えて、細かいけど売上を積み重ねていく人。
逆に、たくさん仕事を抱えているけど売上に結びつかない人。
波の大きい人。
売上の無い人。
不良債権を抱えてしまっている人。
我々は会社というグループに属している。
という事は、一人では出来ない事も何人かで知恵を出し合えば出来る事もある。
そうでなければ寄り合っている意味がない。
売上表ひとつでいろんなものが見えてくる。
雨があがると、外では祭囃子が聞こえてきた。
血が騒ぎ、見に行くと、東新宿の駅前に天狗や鎧兜を着けた武士、神輿や馬までいる。
近所の鬼王神社のお祭りに人が集まっている。