加島君去る | 岩丸の携帯日記

岩丸の携帯日記

CinemaSoundWorksという会社で
遅延気味な日々を追いかけ記録…(かなり…)

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春の年中行事の一つである、新人の離脱。

確かに、拘束される時間長いしギャラだって決して良くない。普通の神経の持ち主だったら割が悪い仕事である…というのは直ぐに気付く。
世間一般と比較してという意味で。
もう一つは、出来ない自分が嫌で辞めるというパターン。
そして、我々が仕事をしているこの場所が、この環境が嫌で辞めるパターン。



まぁしょうがないとやり過ごすしかない。
彼等には彼等の人生があるし生き方があるのだから。
しかし、正直ぶっちゃけ、ちょっと凹んだ。
せつない気持ちが残る。
自分がいかに無力であるのか…。
加島とは結局三本現場をこなした訳だが、苦しい思いだけさせて、楽しい事なかったのだろうか…、仕事に魅力を感じさせられなかったのだろうか…、せめて作品が完成するところまで、見せてやりたかったなぁ…と。
こんな人達と仕事して行くのは不安である…と思われたのかなぁ…と想像してしまう。

こんな事に夢中になってる自分を否定されてしまう感じ…。
へこむなぁ…。



しかし、凹んだところで変わる訳が無い。
ええぃ!ちぇすとー!


そうです!
こんなご時世に映画やろうなんて私は変わり者なんです。
どっか欠けているんです。
そんでもって一部分壊れているんです。
どうだ!
文句あるか!


…虚しい。

一つわかった事があった。
自分が良い先輩だったのか悪い先輩だったのか考えてみた。
自分の諸先輩方も含め考えてみた。

先輩に良いも悪いも無い。
そんな事関係無い。
どう受け取るか?次第。

とりあえず自分の事をきちんとやって行くしかない。
それで間違ってたら、そこから直すしかないのだから。

そんな結論しか今は出てこない。
何が正しかったかは、まだまだ先にならないと答えは出ない。

とりあえず今を生きるしかない。