これはプレゼントである。
野球の神様がくれたプレゼントである。
プロ野球を何十年も愛し続けた日本人に、プロ野球に熱狂し続けた日本人に対する最大級のプレゼントである。
「アメリカ負けた…」
横に座った中山社長が、そう言った時、「何言ってんだこの人は?」と言葉の意味がわからなかった。
韓国戦敗戦後、王監督が言っていた。
「勝ちたいという執念が、相手の方が勝っていた」
もう言い訳できません。
勝ちたいという執念…
今なら、日本に勝る国はないはずです。
韓国が絶対日本に負けたくない様に、メキシコもアメリカには絶対負けたくなかったのだろう。
棚ぼた式に転がりこんできた決勝トーナメント進出。
しかし、胸を張って戦いましょう。
これで韓国に三連敗したら、目も当てられない。
だが負ける事を考えてグランドに立つ者などいない!
舞台は揃った。
いざ、決戦!