岩丸の携帯日記

岩丸の携帯日記

CinemaSoundWorksという会社で
遅延気味な日々を追いかけ記録…(かなり…)

子供と同じ笑顔で、はしゃぐ
大人になっても真っ直ぐ見つめる
売れないロックンロール、笑って転がして
それでも強くないから歌うんだよ

「こどもの日」より

いわきロケ5日目は、牽引の日です。


車内の芝居を、実際の車を牽引して、実際の道路上で運転してるというテイで、撮影します。

カメラは牽引車側に設置し、スタッフも牽引車に乗り込んでお芝居を見守ります。


昔は牽引が、ギーギーガリガリ…ガッコンガッコンうるさかったのですが、最近はそうでもないです。

それでも、自走でやられるよりかは、ナンボかましか…と我慢してました。

海側の普段は大型トラックが行き交うような大通りを使って撮影してます。
なぜ本日かと言うと、いわき中心部は夏祭り中。
どこ行ったって、交通規制と人混みでわちゃわちゃしてます。どこ行ったって夏祭りです。

撮影早めに終わり、宿へ戻り中に、監督から電話。
あっ、なんか怒られることやったっけ…とビビりましたが、早く終わったんで…という飲みの誘いでした。

飲み雑談…
監督は、助監督時代、どの監督に一番怒られましたか?
「俺、怒られた事ないもん、優秀だから(笑)」
…へっ、へぇぇぇぇ、愚問でした

いわきロケ4日目。

ヨイトマケの歌が聞こえて来ます。

嘘です。

聞こえてきません。


地方ロケでは、地元の有志の方によくお世話になります。
この日も、建設系の方々にお世話に、なってます。
重機を動かしたいと言えば、重機を動かし…
トラックを動かしたいと言えば、トラックを動かし…
出演までお願いしてます。
撮影で使用してる大きな穴まで掘ってくれてます。
雨、降ってるなか、文句もいわずに、最後はオフ声までノリノリで収録させてもらいました。




さて、今夜は港のシーンです。

予算限られてるし、機材も潤沢にあるわけでもなし、広い港でのナイター撮影。
こういう場合、照明部は大変です。

こっち押しで撮って、こっち押しで撮って、撮りきったら…、180度転回…大返し。
また1から照明仕込みなおします。

大変だなぁ…と思いながら、見守ります。
ちょっとでも良い画を…って思うと、頑張っちゃうのがスタッフのサガ…です。



いわきロケ3日目です。

主人公の部屋周りの撮影。



どういう事情か知らないが、今は稼働してないアパートをお借りしての撮影。

外廊下歩いてると、「床が抜けるかもしれないので気をつけてください」と言われる。
気をつけようがないので、近づかない事にする。


炎天下、スタッフの鋭気を養おうとLPのUさんが、インドネシアだかマレーシアだかタイだかベトナムだかのスープを作ってくれてます。
「若い頃、東南アジアのロケで身につけたんですよ」
だから、何料理なんですか…自称ガメラの着ぐるみのUさん。

夜になって、少し過ごしやすくなる。

過ごしやすくなった分、撮影は続く。

いわきロケ2日目です。



メインで借りてるロケセットの1つでの撮影。

人が、そこそこ出る。


ベースを階段で上げるのは、重いんで嫌なので、下にいます。余計な体力は使わないように心がける。


もちろんモニター等ないので、後は画を想像して過ごす。


それは別に慣れてる事なので、良いのですが…

人がそこそこ出るシーンで、数ページ分の芝居を監督が段取りテスト後に「流れが普通だなぁ…」と、台詞の順番をその場で変えだす?
えっ…。

台本見ながら芝居を追いかけてるこっちは大慌て…、です。
緊張感をもたらすという演出なのでしょう…。
うーむ…。

気が抜けない…。
気が抜けないですよ…監督。

「俺が、いい加減なだけだけどな」

そう…言うそうです。

煙とスタッフは、高いところに行きたがります。

せっかく、いわきにいるんだから、魚食べようぜ
と、サワムラを誘い、街に出ます。
昨日、入れなかった店に行きます。
正解…。

最大の調味料は、食べたいと思う気持ちである。

早朝、都内を出発して、いわきにいます。


本日より、いわきロケです。

先ずは、集合場所の港へ。

福島県ですけど、暑いのは変わらないです。
全国共通です。


今回のいわきロケの相方は、数年ぶりのサワムラ君です。いわきで本隊と合流して、早速撮影開始です。

物語の終盤に登場する、定番の場所がいわきロケの行き先。お芝居も増えます。
とはいえ、サワムラ君がいるんで、いつもの録音部の体制になりました。

再開を祝してと今回よろしくねを兼ねて、夜のいわきをさまよいます。
おかわり上等の、ウルトラスーパーれもんハイ。
お題は、共通の話題でバツイチあるある…。
明日も、よろしくお願いします。

弊社の8月ラインナップです。

映画からです。 


塚原あゆ子監督作品「ラストマイル」

世界規模のショッピングサイト関東センターから、流通業界最大のイベント「ブラックフライデー」前夜に配送された段ボール箱が、爆発する事件が発生。
止まらない物流は、やがて連続爆破事件へと発展していく。関東センター長に着任したばかりのエレナ、チームマネージャーの梨本は事態の収拾にあたるが、そこで見えてくる物流の世界とは…。

「アンナチュラル」「MIU404」の監督・塚原あゆ子と脚本家・野木亜紀子が、両シリーズと同じ世界線で起きた事件の行方を描いた社会派サスペンス映画。

現場録音と仕上げを弊社の西條が担当しております。
TBSの深夜、ずっとこの映画のCMが流れてます。

続いて、ドラマです。
NHK-BSでオンエアーしておりました作品が、地上波オンエアーとなりましたのが、「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」

 

毎週火曜日、22時よりオンエアー

主演は、河合優実さん、坂井真紀さん、吉田葵さん、錦戸亮さん、美保純さん。
 
作家の岸田奈美さんによる御自身の家族を描いたエッセーを原作とし、大九明子監督が脚本を作成。
 
主人公の岸本七実は、自意識こじらせ気味の高校生。
大好きだった父は急死、母親は突然の車椅子生活者に、祖母は物忘れが酷く、弟はダウン症。
希望する大学へ受かった七実は、家族旅行を計画する。行き先は、沖縄。さてどんな展開が…。
情報過多な日々の出来事を令和の新しいホームドラマとして描きます。…と、NHKが言ってます。
昨年、放送批評懇談会主催のギャラクシー賞を7月月間賞を受賞。まんを持しての地上波オンエアー。
 
録音を弊社の小宮が担当しとります。

 

 
日テレ木曜深夜に再び戻ってきてるのが…
「あいつが上手で下手が僕で 巡巡決勝篇」

まんまと、パート3です。
 
漫才コンビの島流し場「湘南劇場」の閉館に伴い、別れていったかつての劇場仲間の漫才師達のその後を描くパート3。
大阪に活動の拠点を移した主人公達の漫才コンビ「エクソダス」は、優勝賞金1千万の漫才コンクールに出場していた。3回戦を突破し準々決勝の舞台へと進んだ彼らを待っていたのは、かつて湘南劇場でしのぎを削っていた昔の仲間達。その年のコンクールは、旧湘南劇場旋風が吹き荒れていたのだった。運命の準々決勝まで、あと5日…。
 
現場録音を、再び鈴木健太郎が担当し、MAは鈴木と東が担当。
グレーディングと本編を菅原が担当。
 
 
テレビ東京金曜深夜0時12分からオンエアーは、
「錦糸町パラダイス~渋谷から一本~」主演は、賀来賢人・柄本時生・落合モトキ・岡田将生

 
錦糸町の一角にある「整理整頓」というハウスクリーニング店で働く幼馴染み3人組。彼らが掃除するのは、いわくつきのもの。
若手起業家が潰した会社、いじめで娘を亡くした夫婦の家、幼馴染が働いていたフィリピンパブ、壊れてしまった社長の映像会社、母を介護するセクハラ息子の家…等々。
その3人組が掃除をするのは、ルポライター蒼が暴露した加害者や被害者の家。
そんな錦糸町は、久しぶりに行われる音楽フェスに向けて、盛り上がっていた…。

 

メイン監督は、廣木隆一監督。

プロデューサーは、なんと柄本時生さん。

 

録音を弊社の深田が担当し、そのまま仕上げも担当。音響効果は廣中が担当。本編を菅原が担当してます。

 


WOWOW連続ドラマW、毎週日曜22時からオンエアー中。

広瀬アリス、北村有起哉、奥田英二主演

大森立嗣監督「完全無罪」

 
21年前、香川で起きた幼女誘拐殺人「綾川事件」。
その冤罪再審裁判の弁護を上司に任された主人公の松岡。
同時期、その場所で連続して起きた幼女誘拐殺人事件だったが、立件できたのは「綾川事件」のみで、実は弁護士の松岡は、その連続幼女殺人事件に巻き込まれていて、唯一生存して戻ってきた女の子だったのだ。
自らの過去のトラウマを抱え、犯人とされる平山は本当に冤罪の被害者なのか葛藤する。
いよいよ最終回、どんな結末が待ち受けているのか
 
元弊社の吉田が担当してた作品なんですが、色々訳あって、自分が2・3・4話のMAを担当することに。
 
 
気になるのがありましたら、よろしくお願いします。

ついに、体が悲鳴をあげました。


本日、ギブアップです。

撮休で、よかった…。



体調悪くて、近所のお医者さんへ行ったら、発熱してました。


幸いにも、コロナもインフルエンザも陰性でした。

「疲労ですよ、休んでください」

そう言われたので、本日はギブアップです。


せめて、G1でも追いかけようとしましたが、開始5分で睡魔に負けました。


無理です。寝ます。

朝、茨城県のひたちなかでロケをしていたはずです。

早朝の常磐道を下って行った記憶が、あります。

ひたちなか市は、勝田市と那珂湊市が合併して出来た茨城県中央部に位置する、日立製作所の企業城下町だそうです。

しかし何故か、足立区にいます。


足立区の銭湯に、います。

無茶な1日のスケジュールだと思います。
こういう日に限って、タイヨーが1日応援で合流してくれてました。交代で運転して、今に至ります。

思えば、仕事には流れがあって、前回タイヨーと一緒だった時は、女優さんが水に胸まで使ってお芝居するシーンだったので、ピンマイクを仕込む事が出来ませんでした。
今日は、俳優さんがお風呂に入ってるシーンなので、裸という設定です。また、ピンマイクを仕込む事が出来ません。
男1本ガンマイク勝負の日です。

撮影部も負けじと湯船の中にレールを引いて、お湯の上を移動してます。
しばらく経って、この案は却下されました…。
レンズが曇って使いもんにならないそうです。


湯船にジャバジャバお湯を注いでいる給水口があるのですが、それがかなりうるさくて、監督も「あんなうるさくて台詞録れるのか?」と心配してくれてます。

本番前の本テスの時に、昔やったみたいにフレームの中にマイク突っ込んで、それを音本番にしてどうにかしますと言ってたんですが…。
カットバックで芝居を取るっていう事になって、返しの芝居で、ジャバジャバ無くして、普通に台詞取れました。絶対に、配慮して、カット割り考えましたよね、監督。
そういう使い方するんで、よろしくお願いしますと俳優部に言ったら、快く乗っかってくれました。

本日終了、以上!

先ずは、ボーリング場をお借りしての撮影。



合流して、数日。
何となくわかって来たことは、カット割りは監督の頭の中にだけあって、ロケ先の状況や芝居の感じで、現実的にはどうるすか…という変換が、そこで一度されて、じゃあここから撮ろうとかここでカットを割ろうとか、実際の話になって行く。
という事は、事前にカット割りの情報を掴めないのだが…。


珍しく監督の台本が、ポンッと置いてあって、そこに本日のこのシーンのカット割りが、書かれてる。

そうなると…

演出部の面々、撮影部、もちろん録音部も…
監督の台本の前に群がりだす。
砂糖に群がる蟻のように群がる。

ボーリング場のシーン、結構細かく割ってあって、レーンの真ん中や裏側にカメラを設置しなくてはいけなくて、その段取りでワサワサしだす。


ワサワサとボーリング場の撮影を済ませ、次は房総半島を横断して、外房側へ向かう。

外房、海沿い、炎天下。
とにかく…暑い…。
車の荷台にカメラ据えて、主人公が走り出す場面を撮影するのだが…
ウチの助手さんのK原君が、この炎天下で、車と並走してマイク持って走るっていうんで、見ているこっちが心配になる。
音本番もらうから、無理しなくて良いよ…というも、元ボート部だけど自分で自分の事を引きこもりと言うK原君は、マイク持って汗だくで、車と一緒に走ってくる。
若いって…凄いなぁ…、後でアイス買って労ってやろ…。

撮影終わりで、海の向こうの都内側を見ると、雨雲で真っ暗になってる。

首都高速の情報によると、王子のトンネルが雨で水に使って、身動き取れない状態だという。

しょうがないから、アイス食いながらゆっくり帰ろう…。


撮影は、本日お休み。

という訳で、G1の大阪2連戦2日目をNJPWで追いかけ。

 

第1試合は、初戦不覚を取ったSANADAさんと初戦白星スタートを飾った新星カラム・ニューマンの試合。

内容は、SANADAさんの貫禄勝ち。

 

第2試合は、待望のNEVERシングルベルトを巻いてるHENAREと、これまた新星ボルチン・オレッグの試合。

これまた、HENAREが肉弾戦を制して、ボルチンを止めました。

 

カラムとボルチン、共にG1初参戦。

しかし、その実力は開幕戦で示した通り、G1出場に相応しいスキルというのは、もう誰も疑ってないでしょう。

あとは、この2人が、誰に勝つか…という点で、興味津々です。

 

 

第3試合は、これまた楽しみな一戦。

Oカーン様とゲイブの試合。

2人とも、このG1で確実に立ち位置を上げると思ってます。

最初に、一歩先に出るのは、この試合に勝ったほう…かな。

 

KOPW王者とSTRONG王者対決は、まずはSTRONG王者のゲイブに軍配があがりました。

2人とも、この先、誰を喰っていくのか、興味はつきません。

 

 

第4試合は、初日不覚を取った成田君と、傷心のズモさんの試合。

傷心のズモさんは、いつスイッチが入るのでしょう…。

そう思ってみてます。

ヒール修行中の成田君は、いつ一皮むけるのでしょう…。そう思って見てます。

本日は、成田君の勝ち。 

 

興味深かったのは、第5試合でした。

EVILさんとジェイク・リーの初シングルマッチ。

同じバレットクラブでも、派閥違いの2人。

格でいったら、EVILさんの方がやっぱり上なのかな…と。

これで、ジェイクが勝っちゃったら、そうとう面白いなと思ってみてましたが、格の違いという名のディック東郷さん介入で、EVILさんの勝ち。

聖飢魔Ⅱのメンバーとか言うからだよ…、知らんけど。

 

 

第6試合です。

ベテラン後藤さんとG1初参戦の上村君の試合。

上村君が、やばいとしたら…ここかな、というのが後藤さんのと試合だと思ってました。

後藤さんのオリジナル技の畳み掛けから、最後はカンヌキスープレックスで会心の勝利を引き寄せた上村君の勝ち。

この勝ちは、デカいと思います。

 

第7試合は、開幕つまずいた海野君と、最高の開幕勝利を掴んだ鷹木さんの試合。

鷹木さんペースで試合は進むも、起死回生のデスライダーで勝利を手繰り寄せた海野君。

もうちょい苦しむかなと思いましたが、初日を迎えました。

鷹木さんは、なんてこった…パンナコッタ。


セミファイナルの第8試合。

内藤哲也さんとザックさんの試合。 

お互いにお互いを意識し、要所々々で熱戦を繰り広げて来た2人。ザックさんは内藤さんの持つIWGPのベルトを熱望し、内藤さんはG1でザックさんに欠場に追い込まれる負傷をさせられた過去を持つ。

テクニカルの応酬から、丸め込みの応酬へ。

最後は、ヨーロピアンクラッチで技アリの3カウントをザックさん奪取。

喜ぶザックは、内藤の持つIWGPのベルトを奪い、客席の中へ飛び込み、ベルト挑戦をアピール。


大阪開幕2連戦メインを任されたのは、

春のNJC優勝の辻陽太君とIWGP GLOBAL王者のデビット・フィンレーさん。

多分、NJCの決勝戦になってたであろう、このシングルマッチは、フィンレーの負傷欠場でお預けになり、5月の福岡で仕切りなおされた。

その時は、フィンレーが勝ったので、辻君がリベンジ出来るかどうか…が焦点。


目立ったのは、フィンレーの強さ。

これは、このまま福岡の焼き直しかなと思ったら、辻君が意地のヘッドバッドからのジーンブラスター、マーロウクラッシュで、フィンレーから勝ちを奪い取りました。

問題は…、フィンレーさん。

これで、開幕2連敗。

今年、フィンレーに期待してるこっちとしては、大丈夫かいなと不安です。


すっかりメインイベンターとして風格が出てる辻君。



新世代を順番に並べると…

2016年組が、海野君、成田君、Oカーン様、HENARE

2017年組が、辻君、上村君。

この下には、ゲイブキッドもいます。


1個飛び抜けた感は、やはり辻君。

このG1、どう見せるのか…楽しみです。

覚悟は、良いですよ。