岩丸の携帯日記

岩丸の携帯日記

CinemaSoundWorksという会社で
遅延気味な日々を追いかけ記録…(かなり…)

子供と同じ笑顔で、はしゃぐ
大人になっても真っ直ぐ見つめる
売れないロックンロール、笑って転がして
それでも強くないから歌うんだよ

「こどもの日」より

7月のラインナップです。

7月は、ドラマ中心です。

 

先ずは、大九監督のテレビドラマ。

昨年、NHK-BSでオンエアーしておりました作品が、地上波オンエアーとなりました。

「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」

 

毎週火曜日、22時よりオンエアー

主演は、河合優実さん、坂井真紀さん、吉田葵さん、錦戸亮さん、美保純さん。
 
作家の岸田奈美さんによる、御自身の家族を描いたエッセーを原作とし、大九明子監督が脚本を作成。
 
主人公の岸本七実は、自意識こじらせ気味の高校生。
大好きだった父は急死し、母親は突然の車椅子生活者になり、祖母は物忘れが酷く、ダウン症の弟は万引きの疑惑がかかる。
七実の後悔は、急死する直前の大好きだった父親に「死んでまえ」と言ってしまった事。
情報過多な日々の出来事を令和の新しいホームドラマとして描きます。…と、NHKが言ってます。
 
昨年、放送批評懇談会主催のギャラクシー賞を7月月間賞を受賞。まんを持しての地上波オンエアー。
 
録音を弊社の小宮が担当しとります。

 

 
日テレ木曜深夜に再び戻ってきたのが…
「あいつが上手で下手が僕で 巡巡決勝篇」

気がついたら、パート3です。
 
漫才コンビの島流し場「湘南劇場」の閉館に伴い、別れていったかつての劇場仲間の漫才師達のその後を描くパート3。
大阪に活動の拠点を移した主人公達の漫才コンビ「エクソダス」は、優勝賞金1千万の漫才コンクールに出場していた。3回戦を突破し準々決勝の舞台へと進んだ彼らを待っていたのは、かつて湘南劇場でしのぎを削っていた昔の仲間達。その年のコンクールは、旧湘南劇場旋風が吹き荒れていたのだった。
 
現場録音を、再び鈴木健太郎が担当し、MAは鈴木と東が担当。
グレーディングと本編を菅原が担当。
 
 
テレビ東京金曜深夜0時12分からオンエアーは、
「錦糸町パラダイス~渋谷から一本~」主演は、賀来賢人・柄本時生・落合モトキ・岡田将生

 
錦糸町の一角にある「整理整頓」というハウスクリーニング店で働く幼馴染み3人組。彼らが掃除するのは、いわくつきのもの。
若手起業家が潰した会社、いじめで娘を亡くした夫婦の家、幼馴染が働いていたフィリピンパブ、壊れてしまった社長の映像会社、母を介護するセクハラ息子の家…等々。
その3人組が掃除をするのは、ルポライター蒼が暴露した加害者や被害者の家。
そんな錦糸町は、久しぶりに行われる音楽フェスに向けて、盛り上がっていた…。

 

メイン監督は、廣木隆一監督。

プロデューサーは、なんと柄本時生さん。

 

録音を弊社の深田が担当し、そのまま仕上げも担当。音響効果は廣中が担当。本編を菅原が担当してます。

 


WOWOW連続ドラマWで、毎週日曜22時から開始されるのは…
 

広瀬アリス、北村有起哉、奥田英二主演

大森立嗣監督「完全無罪」

 
21年前、香川で起きた幼女誘拐殺人「綾川事件」。
その冤罪再審裁判の弁護を上司に任された主人公の松岡。
同時期、その場所で連続して起きた幼女誘拐殺人事件だったが、立件できたのは「綾川事件」のみで、実は弁護士の松岡は、その連続幼女殺人事件に巻き込まれていて、唯一生存して戻ってきた女の子だったのだ。
自らの過去のトラウマを抱え、犯人とされる平山は本当に冤罪の被害者なのか葛藤する。
一方、「綾川事件」しか立件できなかった元刑事の有村は、被害者支援センターで「綾川事件」の被害者である母親と働いていた。そして冤罪申請が始まり、証言に立った元部下が「綾川事件は冤罪である」という発言に、自らの正義と対峙することとなる。
 
元弊社の吉田が担当してた作品なんですが、色々訳あって、自分が2・3・4話のMAを担当することに。
 
担当しながら…見入っていまいました、この作品。
ぜひ、世間に届くことを願います。
 
 
今の時代、オンエアーをそのまま見るということは無くなりかけてますよね。気になるのがありましたら、ネット配信で見てください。
 
個人的おすすめは、「完全無罪」です。

帰りの飛行機の中から読み始めて、面白くてあっというまに完読。


谷良一著「M-1 はじめました」


今や年末の風物詩の「M-1」。

その始まりを、「M-1」を作った人が書いた本。

当時漫才は、かつてブームだったが、今は時代遅れのもの。


会社辞めようかなと思っていた谷さんは、上司に呼ばれて「漫才を盛り上げるプロジェクトをやれ」と言われ、途方に暮れる。

予算も無し、人も無し、案も無し、あるのは「漫才が好き」という思いだけ。

若手の劇場で若手達が漫才にかける熱い姿を見て、それは確信に変わり、人が集まり、運命の島田紳助さんとの出会いにつながる。

今では信じられないであろう、漫才をどこのテレビ局も取り上げず、スポンサーもつかない時代に、「M-1」を始めた男達の話。


読み終わって、やっぱりどうしても第1回目の「M-1」を見たくなって、3回目の「M-1」まで見てしまった。


第1回優勝の「中川家」は、最初「M-1」に出るつもりなんてなかった。

第2回優勝の「ますだおかだ」は、面白ければ吉本興業以外でも優勝出来る事を証明した。

第3回優勝の「フットボールアワー」は、漫才にかける若手の熱い気持ちが、点では無く、波となっている事を示した。


一気に、読めます。

勿体ないので、何度も止めましたけど(笑)


順調に撮影が終わり、予備日2日間なにして遊ぼっかなと妄想を巡らせておりましたが、帰京が前倒しになりまして、本日東京へ帰ります。

というか、ここ八丈島も東京都でした。

その証拠に、車は全て品川ナンバーです。


このまま大人しく帰京するのもしゃくなので、朝から宿の前の海に入る事にします。

砂浜なんて無く、足元はソフトボール大の溶岩石がゴロゴロしてます。
裸足で海に入ろうとしたら、ガキガキゴキゴキ…素足は痛くて歩けないので、靴履いて海に入る事にしました。

朝の海は、まだ冷たいです…。

あれもしたかったし、これもしたかったし、…という心残りは次回遊びで来る時にします。

その時は、青ヶ島まで行こう…。

そんな妄想はさておき、機材をコンテナに積みます。
こんな時は、昔引っ越しのアルバイトをやってた事を思い出します。ちなみに、アー〇引越センターでバイトやってました。

八丈島とも、これでお別れ。
島は、これから観光シーズンで、空きが無い状態らしいです。

帰りは、こっちじゃないです。

こっちです。

お世話になりました。

また来ます。

八丈島のロケも5日目です。


わかってますよ…
どうせ、この通行注意の先に、行くんですよね。
そこで撮影するんですよね。
まだ道があるだけ、マシです。

行った先に待っていたのは、小川でした。

本日、1発目は、ここです。
どういう配置で、どう芝居してもらうかを検討してます。安全第一ですので…。


木々に囲まれているので、本当だったら気持ち良い場所なんですけど…、息きらして汗だくでたどり着いた側の者としては、そうも言ってられません。


さて、次行きます。

これは移動中に、せっかくだから下を向いて、はぁはぁぜぃぜぃしてるだけじゃなく、上を見上げよう…という思いで、撮ったもの。

人独り、通れるくらいの小道を上がったりさがったりして…
次の撮影現場です。

ハァハァ息切らして、坂を上がってると、監督、「ゆっくりで良いですから、ゆっくりで!」と、気を使って来ます。
天邪鬼な自分は、そう言われるとスピードを上げます。そして、少し経ってから後悔します。


現場着くと、もうなるべく動きたく無いので、絶対に映らない空間を探して、そこに録音ベースを構えます。いつもの事なんですけど、疲れて動きたくないので、いつも以上に真剣です。

でも、あんまり遠くにするとワイヤレスの電波が届かなくなるので、そこの塩梅が重要です。

こっち向いてる、ヤバい!
こっちはデッドゾーンじゃない!
移動だ!
そんな事の繰り返しです。

きっと時間が経ってから思い出したら、良い思い出なのかもしれません。…今は、そう思えないですけど。

撮影終わりで、昨日のハンバーガー屋のオヤジに「見てきた?」と言われた場所に行きます。

今から、80数年前の狂った時代に…

死を覚悟した者たちが…

出撃命令を待っていたであろう場所です。

我々は、戦争を経験をしていないので、想像でしか知りません。

今でも残っているその場所で、その時代に、少しだけ触れます。

八丈島ロケ、終了。

本日も、八丈島の山の中です。


⋯訂正、森の中です。


どう考えても、ハイキングコースじゃありません。

かといって、獣道でもありません。

そこが問題です。
行けてしまうのが、問題です。

行けてしまうと、撮影が始まります。
さらに奥にも行けてしまう⋯のが、問題です。
行けてしまうと撮影が、始まります。

水が…、きれいです。
きっと、美味しいのでしょう…。
飲みませんけどね…。
汗だくですけど。

汗かき、息を切らし、道なき道を進み、仕事します。

きっと、このままでは痩せてしまう⋯。
そう感慨にふける、八丈島ロケ4日目。

まだ日が落ちる前だったので、以前から気になっていた場所へ行きます。

廃墟と化した〇〇〇です。


日が落ちてからだと、怖いんで⋯
このタイミングで来ました。


廃墟好きには、たまりません。


日が落ちてからは、怖くて近づけません。


本日の最後は、八丈島限定のグルメバーガー。


美味しゅうございました。

本日の撮影も、始まりました。



先ず、機材を車から降ろします。
それぞれ、背負子に背負います。
そして、登ります。
何処に登るかって…
山に決まってるでしょ…
登ると言えば、山です。

さっきから、ずっと前の背中を見てます。
標高が変わると、植物の色が変わります。

この高低差を登って来ました。

一歩間違えれば、崖です。

最終目的地が、見えて来ました。
ようやくです…、ようやく最終目的地が見えました。

でも、その途中で撮影を始めます。

振り返ると、こんな感じです。
だから、この高低差を機材担いで登って来たのです。

危ないですよ…、崖ですよ…。
実は、私…さっき落ちました。
正確には、落ちそうになりました。

ここです。
ここが、その現場です。

通路のへりに寄って、すれ違うスタッフに道を譲ろうとしてたら、足元がゴソッと落ちました。

背中の背負子が地面に刺さって、ズルズルと落ちずに済ました。
事なきを得ました。

その話をカメラマンの石iさんにしたら、「あぁ…危ないよね…。実はさ、あの坂のところで数年前にレール引いて移動撮影しようとしてたら、制作部が移動車持ったまま落ちちゃってさ、スチールカメラマンがそばにいて、危ないって移動車掴んで、事なきを得たんだよねぇ…。」

…ここで撮影しようと言い出したの、あんたかい!

ベース置く場所なんて、最初っからないので、強引に道の脇で場所を作ります。
硬い幹がクッション代わりに、ベースを置いてくれますが、私は硬い幹が足に刺さり痛いです。

山の急斜面を登る撮影をし、崖の脇を通る撮影をし、最終目的地に着きました。
写メでは伝わらないと思いますが、風が強いです。
ゴーゴー、ビュービューです。
…マイク、吹かれまくってます。

それでも安全第一で、誰も落ちないように撮影場所にはロープを張り巡らせ、撮影を続けます。
ドローンを使った撮影もします。
スタッフの逃げ場所が流石に無いので、後で合成で消すそうです。
だから、決められた範囲にスタッフは固まれと言う指示が出ます。


無事に、撮影を終えました。


私が落ちた以外は、無事に撮影を終えました。

これから機材持って下山です。

八丈島は、火山島です。

島内は溶岩石に覆われてます。

だから海岸線は、黒い岩だらけです。


200年前、300年前、噴火して、その名残が残ってます。人間の時間の尺度なんて、地質の世界では意味がありません。ようは…、自分の尺度なんて疑え…という神々の教えなのでしょう。


本日、1発目のロケは、そんな溶岩石の海岸線での撮影。
ゴロゴロ、カートに機材積んで、進むことなんて出来ません。

手持ちです!手持ち!
全部、手持ちです。
あっ、背負子も使います。

でも、本日のメインテーマは、これではありません。

八丈島へ渡って、初日に来た、あの場所での撮影です。

クランクイン前に、アフレコの可能性がありますので、御了承くださいと宣言したシーンです。

デフォルトで、女優さんが7名でます。
八丈島ロケは、基本この形です。
しかし、これからやるシーンは女優さんにピンマイクがつけられません。
何故なら…全員水の中に入るからです。
膝までとか腰までとか、そういうレベルじゃありません。足の届かない場所もあります。
全身、水の中です…。

機械は、水に弱いです。
弱いどころの話じゃありません。
壊れます。
だから、つけません。

今日は、この男のマイクさばきに、かかってます。
男は黙って、ガンマイク1本勝負!

嘘です、もう一人います。

今日は自分も珍しくモニターの前に陣取って、フレームのギリ狙いで指示を出してます。


本日、終了…。

もしこのシーンがアフレコ無しで成立したら、ウチの部署褒めてもらいたいです。


疲れた…。

H川組のロケ第2ラウンドは、八丈島です。



館山ロケ中に、撮影部のボスと照明部のボスに、こう言われてました。
「八丈島は、もっと大変だよ」…と


ロケハン言ってる2人のボスがそういうのだから、そうなんだろうと…。
「なんせね…平地が無いから(笑)」

そんな事を出発前、宿の近くを散歩してて、思い出しました。

八丈島 鬼殺し

西山の噴火の際に、普段大丈夫にしてるお酒を身をていして守った、鬼の夫婦に由来しているそうです。

では、ロケです。

ここがロケ地です。
ここは昨日、下見済み。

ですので、再び背負子ベースの出番です。


安定した場所が無いのと、芝居場の植物を荒らす訳にはいかないので、監督モニター、VEさんのモニター、ウチのベース、他…機材や美術小物。
この直線の中に、凝縮されています。

芝居場は、この向こうです。
見えません…。

芝居場の植物を荒らす訳にはいかないと書きましたが…、芝居場決まってません。

そうすると無闇やたらと、動けません。
動くつもりもないですけど…。

血を狙ってくる大量の蚊と、何かを探してやってくる蟻と、こいつらを何とか出来れば、動きません。

羽田空港に集合し、飛行機に乗って、八丈島へ行きます。

ロングバージョンではないです、仕事です。


八丈島へ飛行機で行くと言われて、「あれっ、調布飛行場じゃないんだ」…と思ったのは、私のだけでしょうか?

いつもロケの時に上空を飛ぶ飛行機をチェックしてる「FlightRadar」というアプリで、自分の乗る飛行機をチェックしてみました。

八丈島、近いです。
思ったよりも、近いです。
飛行機で、30分以内でつきます。

家から会社へ行くより、早いです。


あてがわれたレンタカーで、空港から港へ行き、機材を運搬したコンテナから、機材を出します。


H川組の第2ラウンドは、八丈島ロケです。

公式の予定に合流します。

「ここで、やるの?」
「ここで、どうするの?」
「こりゃ入らないと…だね?」


すぐ横は、荒波の太平洋…外洋です。

「こうします!」
監督自ら中に入っていき、説明します。

覚悟は、良いか…

公式の予定が終わったところで、我が部署は別行動します。

とりあえず、大変そうなロケ場所を巡って来ます。
車で、どこまで入れるのか?
車で行ったとして、撮影場所までは、どれくらいあるにか?
そもそも道があるのか?


タイヨー、マルチカートで現場行くのは、無理だね…。
機材は、背負って行こう…。
また、背負子作戦だ…。

そんな覚悟を決めた、録音部ロケハン…。


そして、コンビニの無い島内。
何処で買い物をすれば良いのかロケハン。
何時まで開いてるのか、何が置いてあるのか、どこが良いのか…

島一番のスーパー「八丈ストア」。

煙草売り場。
こんなん初めてみた。

色々、下調べして、最後は今夜の夕食。

島寿しを食べて、明日に備えます。

島近海で取れた魚を漬けにして…の、お寿司。
漬け丼ですね。

さぁ、H川組の第2ラウンド開始です。

明日からの準備をし

区役所へ期日前投票をしに行く。


都知事選の期日前投票です。

あっちじゃなく、こっちじゃなく、そっちにします。

後で文句を言っても良い権利をもらう為の投票だと思って、行ってます。

圧勝のような気もしますが、都民なんで権利を行使します。